『ボレロ』の著作権が5月1日に消滅~ラヴェルの人気クラシック曲

モーリス・ラヴェルモーリス・ラヴェル
モーリス・ラヴェルの人気クラシック曲『ボレロ』の著作権が2016年5月1日(日)に切れました。

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『ボレロ』とは?

・フランスの作曲家モーリス・ラヴェルの知人で支援者だったロシア人ダンサーのイダ・ルビンシュタインの依頼を受けて、1928年7月から10月ごろにかけて作曲された。

・初演は1928年11月22日にイダ・ルビンシュタインのバレエ団により、フランスのパリ・オペラ座で行われた。

・日本初演は1931年1月28日に日本青年館にて、新交響楽団(NHK交響楽団の前身)により行われた。

・曲の構成は、単一の主題がオーケストレーションを変更しながら何度も繰り返され、オーケストラの音量が徐々に上がっていくというもの。

・初演から1年間はイダ・ルビンシュタインが演奏会場における独占権を持っていたが、それが切れると『ボレロ』は各地で演奏される人気曲となった。
 世界の一流オーケストラは『ボレロ』の演奏を拒否するだろうと考えていたラヴェルは大いに驚いた。

・ラヴェルの全作品の著作権収入は総額4億ユーロ(約490億円)を超えていて、このうち『ボレロ』によるものは、1960年以降で5000万ユーロ(約61億円)前後と推計されている。
 著作権が消滅して「パブリックドメイン」になると著作権使用料は発生しなくなる。

・世界のどこかで10分毎に『ボレロ』の演奏が始まると言われるが、今後この曲は広告や映画でいっそう多く使われるようになるだろう、とのこと。

ソース:AFPBB News ウィキペディア

『ボレロ』の名演奏

ブログ管理人の独断ですが、下記の2つが名演です。

有名なのは後者の演奏で、映像付きでカラヤンの指揮ぶりも見ることができます。
『ボレロ』の演奏でよくある荒々しい表現の名演です。
前者の演奏は同じ指揮者と演奏者による1960年代のもので、繊細さと華やかさが前面に出た演奏です。
1970年代のカラヤン全盛期手前の時期に、緻密に磨き上げられた名演です。

ブログ管理人は耳がいいわけではありませんが、他の指揮者の『ボレロ』の演奏をいくつか聴いてみて、カラヤン指揮の1966年の録音ほど、各楽器の音が見事に重なり合って華やかな響きを出す演奏はありませんでした。
それぞれ演奏時間10分を超えて弦楽器が入ってくるところから盛り上がってきます。

カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏 1966年録音


カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏 1985年ライブ録音(映像付き)