暗い場所で顔を白とびさせずに撮る方法

スーパードルフィー株式会社ボークス スーパードルフィー 撮影:管理人 EOS 6D + EF85mm F1.2L Ⅱ USM F4.0
衣装が暗めで背景も暗い場所での撮影は、カメラの設定を普段通りのままで撮影すると、顔だけが明るく白とびしたような写真になってしまいます。
上記画像のように、顔を白とびさせずに撮るには、カメラの[露出補正]を暗めに設定して撮影します。

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カメラの[露出補正]を暗めに設定する

スーパードルフィー株式会社ボークス スーパードルフィー 撮影:管理人 EOS 6D + EF85mm F1.2L Ⅱ USM F4.0
カメラの設定をいじらずに撮ると、おそらく上記画像のように顔や手などの明るい部分が白とびしてしまうのではないでしょうか。
白とびしないように撮影するには、撮影前に下記の手順でカメラの設定を調整します。

カメラの[測光モード]を「評価測光」にする

測光モードの選択 6D出典 Canon
上記はEOS 6Dでの設定方法です。他のカメラでは、それぞれのマニュアルを参照ください。

評価測光 部分測光 スポット測光 中央重点平均測光 6D出典 Canon
6Dには4種類の[測光モード]があります。
今回選ぶ[評価測光]というのは、カメラのファインダーから覗いた写真に写る範囲全体をいくつかのエリアに分割して測光します。各エリアで明るさを測り、エリアごとの明るさを集計して、どれぐらいの露出が最適かをカメラが自動的に決定します。
全体的に暗い場所では、明るく写るようにカメラが露出を上げます。全体的に明るい場所では、ちょうど良い明るさになるようカメラが露出を下げます。
したがって、今回の写真のように、顔や手など画面の中で一部分だけが明るい場合は、全体的には暗い場所だと判断してカメラが自動的に露出を上げてしまうため、顔や手の部分だけが明るすぎる写真になってしまいます。

このように画面の中の一部分だけが明るく、その部分に合わせた明るさで撮りたい場合用に[スポット測光]というモードがあります。
しかし、[スポット測光]で露出を合わせるのは、なかなか難しく、失敗すると真っ白に近いような明るすぎる写真になってしまうため、無難に[評価測光]を使うことをおすすめします。
※キヤノンのカメラは、最上位機種の1D系以外は、ファインダーの中央部分でしか[スポット測光]が使えません。AFポイントを中央部以外に合わせても、測光は中央部で行われるので、使い勝手が良くありません。

カメラの[露出補正]をマイナス側に設定する

自分の好みに露出を補正する 6D出典 Canon
カメラの[測光モード]を「評価測光」にした後、次は[露出補正]をマイナス側に調整します。
上記の「2 補正量を設定する」で、ダイヤルを反時計回りに回して、左側(マイナス)の「1」や「2」辺りに合わせます。
※撮影場面の暗さにより、ちょうど良いマイナス具合が変わってくるので、(マイナス)「1」や「2」のどの値が良いとは、はっきりとは言えません。何度も撮影していると、どれぐらいの値が良いのか感覚でわかってきます。何枚も撮れる場合は、数値を変えて複数のパターンで撮っておくことをおすすめします。
※[露出補正]の設定とは別に、暗い場所での撮影なので、シャッター速度が遅くなりがちです。[Tv]モードにしてシャッター速度を1/200等に固定して撮影するのがおすすめです(シャッター速度をいくつにしたらいいのかは、レンズの画角によっても変わります。一般的には望遠レンズになるほど、シャッター速度を速くしないと手ぶれしやすくなります)。
※暗い場所での撮影を終えて明るい場所での撮影に移る際は、[露出補正]をマイナスから0、または明るい場所での撮影に適した値に戻し忘れないよう注意してください。

撮影した写真をRAW現像する

RAW現像 スーパードルフィー今回の写真は「-1.67」という露出補正をして撮影しました。
暗くしすぎたかなとも思います。
デジタルカメラの特徴として、撮影後にPhotoshop等の画像編集ソフトで、白とびしてしまった明るすぎる画像を暗くするのは難しいのですが、暗い画像を明るくするのは容易なので、暗めに撮っておく分には問題ありません。ただし、あまりにも暗い画像を明るくするのは難しいので、ほどほどの暗さで。
※また、画像編集ソフトで明るくすると、等倍(原寸大)画像で見た場合、やはりノイズが出て画像が荒くなってしまいます。画像を縮小する場合は問題ありませんが、等倍や大きいサイズの画像が必要な場合は、カメラで撮影する時点で、適切な露出に設定して撮影する必要があります。

RAW現像 スーパードルフィー2[露光量]を「+1.50」に上げました。
この明るさが記事冒頭の写真です。
もう少し明るくしてもいいかなとも思いますが、Photoshop上で明るさ調整をした画像をWebに載せるとやや暗くなるので、それを加味して調整しなければならず、なかなか難しいところです。

RAW現像のやり方については、下記の記事も参照ください。
http://attech.info/raw-development-technique/

まとめ

・カメラの[測光モード]を「評価測光」にする。
・カメラの[露出補正]をマイナス側に設定する。
・暗い場所での撮影なので、[Tv]モードにしてシャッター速度を1/200等に固定して撮影するのがおすすめです。
・暗い場所での撮影を終えて明るい場所での撮影に移る際は、[露出補正]をマイナスから0、または明るい場所での撮影に適した値に戻し忘れないよう注意してください。