ブログ管理人は、iPhoneやAndroidスマートフォンで使える「Google アプリ」(Android版では「モバイル向け Google」)に表示される「おすすめの記事」を重宝しています。
なかなか的確に自分が興味を持つ記事を表示してくれるのですが、これらの記事をGoogleは何のデータを見て勧めてくるのでしょうか?
おすすめの記事とは?
Googleアプリを起動すると、設定した「Nowカード」が表示されます。
[設定][Nowカード]項目の[記事と動画]をオンにしていると、[おすすめの記事]セクションが表示されます。
なかなか的確に自分が興味を持つ記事が表示されます。
Googleは何のデータを見て記事を勧めてくるのか?
この的確な記事を、Googleは何のデータを見て勧めてくるのでしょうか?
Google検索の履歴とChromeブラウザでのサイト閲覧履歴
他サイト様やWikipediaによると、
それぞれGoogleアカウントでログインした状態での、
・Google検索の履歴
・Chromeブラウザでのサイト閲覧履歴
のようです。
「Google検索の履歴」は、一番わかりやすいというか、ある単語を検索した後でGoogleアプリを開くと、すぐに関連ニュースが表示されることもあります。
「Chromeブラウザでのサイト閲覧履歴」は、「アクセスしたウェブサイトの最新情報」と、直接書かれた記事カードかあります。
また、Chromeブラウザで見たYahoo!ニュースの記事と、そのまま同じ記事が表示されることも多々あります。
しかし、この他にも、見ているのではないかと思われるデータがあります。
Google日本語入力
ブログ管理人は「おすすめの記事」をよく見るのですが、「この記事は何を見ておすすめしてきたのだろう?」と思うことがあります。
興味も何もない記事ならば、Googleアプリが適当に最新ニュースの中から世間で話題になっているものを拾ってきたのだろう、と考えますが、結構興味がある記事だったりします。
検索したり、関連サイトを見た記憶もなく、心の中を覗かれているような感覚です。
・Google日本語入力を使った入力内容
そして思い当たるのが、「Google日本語入力を使った入力内容」です。
このブログの記事もそうですが、Google日本語入力を使って書いています。
作成した文章はテキストファイルにして、ローカルPC内と、同期させたDropbox上に保存しています。
文章をGoogle検索ボックスにコピペして検索する等はしていません。
しかも、Windowsパソコン上で入力しています。
「Google日本語入力」はログイン画面がありません。インストールと各種設定をすれば使えます。
Androidスマホならば、端末本体がGoogleアカウントでログインしているので、端末に入っている「Google日本語入力」だと認識して、ログインと同じ識別ができるかもしれませんが、WindowsパソコンはGoogleにログインしません。
しかし、Windowsパソコン上のChromeブラウザはGoogleにログインしているので、やろうと思えば、同一パソコン上からのGoogle日本語入力による打ち込み、と識別できるでしょうが、それをやっているということでしょうか?
ちなみに、「使用統計と障害レポート」は「自動送信する」に設定しています。
否定的な意見としてではなく、むしろ肯定的に、よくやるなと思います。
(ブログ管理人の推測ではなく、本当に「Google日本語入力」データも「おすすめの記事」に利用しているならば、ですが)
直近の入力内容からだけではなく、かなり前に書いたものもあり、「興味はあるけど忘れていた」ことを思い出させてくれて、逆に感謝しています。
ツイッターアプリや2chアプリ
これは2、3回だけ感じたことなので、ブログ管理人も勘違いな気がしますが、Androidスマホで、ツイッターのサードパーティ製アプリや2chmateアプリで、タイムラインやスレッドの中にあった単語に関連した「おすすめの記事」が表示されました。
自分が書いたものではない他の方のツイートやレス中の単語です。
「サイト閲覧履歴」の範疇といえばそうかもしれませんが、他の方のツイートやレスだと、興味があってフォローした方の書いたことや興味のあるスレッドに書かれたことだとしても、関係ないことも書かれる可能性があり、自分の興味とは離れた「おすすめの記事」になる可能性もあります。
実際に「なんでこの記事なのだろう?」と思ったために、ツイッターや2chからのものなのではないか、と思い至った次第です。
GmailとGoogleドライブ
これは確認できていません。
Gmailについては、Amazonからの発送通知メールを読み取ってGoogleアプリに発送通知カードを表示してくれる等で利用されていますが、「おすすめの記事」にも反映されているかは不明です。
Googleドライブについては、アップされたファイルをGoogleが利用できる、と規約にある(らしい)ので、使われる可能性はあるだろうと。
Googleドライブに関しては、テキストファイル類をGoogleドライブにアップして試してみました。
しかし、2、3日と短期間だったことと、「Google日本語入力」による「おすすめの記事」との区別が付かず、検証できませんでした。
Googleドライブにアップして、すぐに「おすすめの記事」に反映されれば、Google日本語入力からもデータ収集されているものでもGoogleドライブからの反映だろう、と判断できるかと思ったのですが、それらしき「おすすめの記事」は表示されませんでした。
「おすすめの記事」とは少し離れますが、ブログ管理人は、保存しておきたいサイトのテキストを全文選択コピーして、自分宛てのGmailの本文に貼り付けて送信しています。
スマホのWebブラウザからだと簡単にできるので、備忘録代わりに重宝しています。
合わせて「おすすめの記事」にもGmailの中身を反映させてくれればうれしいのですが、確認できていません。
サイト閲覧履歴とGmailとで二重に興味があると判断されて、より強く「おすすめの記事」に反映されればおもしろいのですが。
Googleアプリ(Google Now)
Googleアプリ自体にも検索ボックスがあります。
ChromeブラウザでGoogle検索するのとGoogleアプリで検索するのとで違いがあるのかよくわかりませんが、試してみました。
すると、Googleアプリで何か単語を検索してみても、「おすすめの記事」に反映されません。
Androidスマホの場合、検索結果のリンクを踏むとデフォルトで設定しているブラウザで開いてしまうので、リンクは踏んでいません。
2、3日試してみての結果なので、これから反映される可能性もありますが、Chromeブラウザからだとすぐに反映されることも多いので、それに比べて反応が薄いのは確かだと思います。
まとめ
Googleアプリ(Google Now)の「おすすめの記事」の取得に、「Google検索の履歴」と「Chromeブラウザでのサイト閲覧履歴」が反映されているのは確実で、「Google日本語入力」を使った入力内容も、たぶん反映されているだろうと思います。
逆に「Googleアプリ(Google Now)」での検索内容が反映されていない(と思われる)のが意外です。
ブログ管理人は「おすすめの記事」への反映がおもしろく、スマホのアプリのうち、Webサイトで同様のサービスを提供しているものは、アプリではなく、なるべくスマホのChromeブラウザで利用しています。
Googleアプリ(Google Now)がスマホのアプリからもデータを取得しているのならばアプリを使うのですが、ツイッターと2chmateは可能性があるものの不確かです。
また、Yahoo!ニュースにも、Yahoo!アカウントでログインして使用すると見た記事を学習して「おすすめの記事」を表示する機能がありますが、ブログ管理人は、ChoromeブラウザでYahoo!ニュースにアクセスしています。
こうすると、GoogleとYahoo!の両方の「おすすめの記事」に反映されるだろうということで。