Minecraft(マインクラフト)は、ブロックを使って自由に世界を作り変えられるサンドボックスゲームです。このゲームでは、さまざまな動物やモンスターなどのエンティティが登場します。エンティティは、自然に発生する場合もあれば、プレイヤーが特定の条件を満たすことで発生させることもできます。
しかし、自然に発生するエンティティは、難易度やバイオーム、時間帯などによって制限される場合があります。また、プレイヤーが発生させるエンティティは、卵やトライデントなどのアイテムが必要な場合があります。そこで、もっと自由にエンティティを発生させたいときに便利なのが、「summon」コマンドです。
「summon」コマンドとは
「summon」コマンドとは、チャットウィンドウやコマンドブロックなどから入力することで、任意のエンティティを任意の場所に出現させることができるコマンドです。このコマンドを使えば、難易度やバイオーム、時間帯などに関係なく、好きな動物やモンスターを呼び出すことができます。また、エンティティの大きさや姿勢、装備なども細かく指定することができます。
ただし、このコマンドを使うには、チートが有効になっている必要があります。チートが有効になっていると、実績が解除できなくなるので注意してください。また、一部のコマンドは、権限レベルが高いプレイヤーかサーバーの管理者でなければ実行できない場合があります。
「summon」コマンドの使い方
「summon」コマンドの基本的な使い方は、以下のようになります。
/summon <エンティティの種類> [<座標>] [<NBTデータ>]
エンティティの種類は、出現させたいエンティティの名前空間付きIDを指定します。例えば、ウシを出現させたい場合は、cowというIDを指定します。名前空間がminecraftの場合は省略できますが、それ以外の場合は必ず付ける必要があります。例えば、Education EditionでNPCを出現させたい場合は、education:npcというIDを指定します。
座標は、エンティティの出現場所を指定します。3つの数値で構成される3次元座標を入力します。チルダやキャレットなどの記号を使って、相対座標を指定することもできます。座標を省略した場合は、コマンドを実行したプレイヤーの位置にエンティティが出現します。
NBTデータは、エンティティの詳細な情報を指定します。SNBTフォーマットのcompoundで入力します。例えば、大きさや姿勢、装備、乗っているエンティティなどを指定できます。NBTデータを省略した場合は、デフォルトの状態でエンティティが出現します。
「summon」コマンドの例
ここでは、「summon」コマンドの具体的な例をいくつか紹介します。
- その場にウシを出現させる。
/summon cow
/summon creeper ~ ~10 ~
/summon slime 100 ~ ~ {Size:10}
/summon skeleton ~ ~-1 ~ {HandItems:[{id:"minecraft:bow",Count:1b}],Passengers:[{id:"minecraft:spider"}]}
/summon education:npc ~ ~ ~ {NameTag:"Bing"}
まとめ
「summon」コマンドは、Minecraftでエンティティを自由に発生させることができる便利なコマンドです。このコマンドを使えば、動物やモンスターだけでなく、NPCや操作記録エンティティなどの特殊なエンティティも出現させることができます。また、エンティティの大きさや姿勢、装備なども細かく指定することができます。このコマンドを使って、Minecraftの世界にもっと楽しみを加えてみましょう。