Minecraft(マインクラフト)は、さまざまなプラットフォームでプレイできる人気のゲームです。しかし、Minecraftには統合版(Bedrock Edition)とJava版という2種類のバージョンがあります。
今回は、この統合版とJava版の違いと選び方について解説します。
対応するプラットフォーム
統合版とJava版の最も大きな違いは、対応するプラットフォームの種類です。
Java版はWindows、Mac、Linuxのみで利用できますが、統合版はWindows 10、Windows 11、Xbox One、Xbox Series S、Xbox Series X、PlayStation 4、PlayStation 5、Nintendo Switch、Fire OS/TV、Android、iOS、Windows Mobile、Samsung Gear VRなど、多くのプラットフォームでプレイできます。
そのため、自分が持っているプラットフォームによって、選べるバージョンが決まります。
Windows 10または11のPCを持っている場合は、両方のバージョンがプレイ可能です。また、Xbox Game Pass for PCに加入すると、Minecraft: PC バンドルでJava版と統合版の両方を同じランチャーから起動できます。
アップデートと早期アクセス
統合版とJava版は、同じ頻度で大型アップデートが行われます。しかし、新しい機能を先に試すことができる早期アクセスに関しては、異なる仕組みがあります。Java版では、スナップショットと呼ばれるテスト版が定期的に公開されます。スナップショットでは、新規コンテンツをいち早く体験できますが、バグによってワールドが破損する可能性もあるので、バックアップを取っておく必要があります。また、スナップショットでは、Realms(レルム)というオンラインサービスを利用できません。統合版では、ベータ版と呼ばれるテスト版が公開されます。ベータ版は、Xbox One、Xbox Series S、Xbox Series X、Windows 10、Windows 11、Androidのみでアクセスできます。ベータ版もスナップショットと同様に、不安定になることがあるため、バックアップを取っておく必要があります。また、ベータ版で遊んでいないプレイヤーと一緒に遊ぶこともできません。
マルチプレイ用サーバー
統合版とJava版では、マルチプレイ用のサーバーへの参加方法も異なります。統合版ではMicrosoftアカウントが必要な特定のサーバーが用意されており、Java版では多くのサードパーティーのサーバーに参加できます。また、両方のバージョンともに自分でサーバーを作ることもできます。家庭用ゲーム機の統合版では、画面分割プレイが可能ですが、Java版ではできません。
クロスプレイ
クロスプレイとは、異なるプラットフォームのプレイヤーと一緒にオンラインで遊ぶことです。統合版とJava版は、オンラインマルチプレイに対応していますが、使用するサーバーが異なります。統合版とJava版のプレイヤーは一緒にプレイできないため、友だちの遊ぶバージョン(版)を確認しておきましょう。Windows 10または11のPCを持っている場合は、両方のバージョンをプレイできますが、相手に合わせて正しいバージョンに切り替える必要があります。家庭用ゲーム機でオンラインプレイをする場合は、Xbox Live Gold、PlayStation Plus、Nintendo Switch Onlineなどのサブスクリプションサービスに加入する必要があります。
統合版とJava版のどちらを選ぶべきか?
統合版とJava版のどちらを選ぶかは、自分のプレイスタイルや好みによって異なります。統合版は、さまざまなプラットフォームでプレイできるので、友だちや家族と一緒に遊びやすく、また、統合版は、Java版よりも動作が安定しているというメリットがあります。一方、Java版は、豊富なMOD(モッド)やサーバーを楽しめるので、自分好みにカスタマイズしたい人におすすめです。また、Java版は、早期アクセスのスナップショットを試すことができるので、新しい機能を早く体験したい人にもおすすめです。