米国時間2016年4月26日(火)、YouTubeは機械学習エンジンの改良により、動画のおすすめ機能を強化しました。
「iOS」および「Android」向けモバイルアプリで利用できます。
強化されたおすすめ機能
・Googleが検索結果に利用しているものと同じ種類のディープニューラルネットワーク(DNN、深層神経回路網)技術を基盤にしている。
・トップページの画像が大型化されて表示される。
・ユーザーが次に視聴したい動画を予測する。
・過去1時間以内にアップロードされた動画をおすすめできるようになった。
・Webサイト版YouTubeにも導入されるかどうかや時期は未定。
YouTube以外の機械学習、おすすめ機能が適した分野
YouTubeのヘビーユーザーの方々には変化が出ているのかもしれませんが、ブログ管理人はYouTubeをあまり使っていないので、今回の変更前後の違いがよくわかりません。
いろいろな分野に機械学習機能が導入されてきましたが、効果がよくわからないものも多い気がします。
そんな中で、ブログ管理人にもよくわかるのは、ニュースのキュレーションサービスというものです。
Yahoo!ニュースを始め、ニュース系キュレーションアプリも多数出てきました。
自分が興味のあるニュースを見ると、サイトやアプリが学習して、次回から興味がありそうなニュースを自動的に拾ってきてくれます。
こういったキュレーションサービスも高度な機械学習機能によるものなのか、もっと単純な仕組みで拾ってくるのかわかりませんが、「効果の有無」という観点からは、目覚ましい成果だと思います。
今回のYouTubeのおすすめ動画機能強化も、考え方としては同様のものだと思います。
Amazonほかネットショップでの「おすすめ商品」というものも以前から行われています。
こういった「おすすめ機能」系はやりやすいということでしょうか。
ならば、この「おすすめ機能」の導入先として、ぜひやってもらいたいのが、「自分の今日のおすすめ行動」の掲示です。
「今日はこうすると幸せに過ごせるよ」とか「あえて冒険してみるかい?」とか。
下記の記事にも書きましたが、Googleカレンダーの「ゴール機能」がそれに近いものかと思います。
まだまだ「おすすめ行動の掲示」の域には達していませんが、機械学習の導入分野の拡大を見ると、近いうちに実現されそうな気はします。
