【ポートレート】日中屋外での人物撮影テクニック【コスプレ】

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モデルさんを撮影する

カメラの設定が終わったら、いよいよモデルさんの撮影を行います。
が、カメラのシャッターを切ることに関連した設定を、もう少し解説します。

AFフレームを設定する

ポートレート等の人物撮影では、カメラを縦向きにして撮影することが多くなります。
その際に、AFフレームは中央ではなく、ピントを合わせる被写体の目に近い位置を選択します。

カメラの右手側を上にして縦に構えた場合は、右端のAFフレームを選択します。
左手側を上にした場合は、左端のAFフレームを選択します。

EOS 6DのAFフレームは、中央以外は精度が悪いと言われています。
しかし、カメラを構えた際に、中央のAFフレームでピントを合わせてからカメラを動かして構図を整えると、カメラの振り幅(コサイン誤差)が大きく、ピントが外れる可能性が高くなります。
それよりは、モデルさんの目に一番近いAFフレームでピントを合わせて、カメラの振り幅を少なくした方がピントが合いやすくなります。

ピントの合わせ方

カメラの設定にもよりますが、シャッターボタンを半押しするとAF(オートフォーカス)が作動して、ピントが合います。

その際に、ピントを合わせるテクニックとして、シャッター半押しでピントが合ったら指の力を抜いてシャッターを戻し、再度シャッター半押しをしてピントを合わせます。
このシャッター半押しを繰り返すと、だんだんとピントの精度が上がっていきます。

3〜4回繰り返すとAFがほぼ動かなくなり、精度良くピントが合った状態になります。
カメラを構えた体が前後しないよう意識してシャッターを切ります。
これでもまだピントが合わない場合は、カメラかレンズのAFが狂っているので、サービスセンターに調整に出します。

また、人物の目にピントを合わせるとき、AFフレームを白目と黒目の境界に持って行くと、コントラストがはっきりしているので、ピントが合いやすくなります。

それでは、いよいよ撮影に入ります。

半逆光で撮影する

モデルさんを半逆光で撮影すると、綺麗に撮れます。
※「半逆光」については、下記サイト様の記事にある「順光と逆光」図を参照ください。

第10回 : 順光と逆光 〜俗説「逆光より順光の方がきれいに獲れる」は本当か〜 【スマートフォン活用講座】 (スタジオグラフィックス)

カメラを構えて撮影するときに、逆光や半逆光だとモデルさんの顔に光が当たらないので、顔が暗くなってしまいます。
それを避けようと、初心者の方は順光で撮ってしまいがちです。
しかし、順光や半順光で撮ると、前方斜め上からの強い太陽の光で、目、鼻、頬、口元辺りに影ができてしまいます。

顔に影を作らないためには、逆光や半逆光で顔全体を暗くして、暗くなった顔に向けて、前方からレフ板の柔らかい反射光を当てて顔を照らします。
レフ板が使用できない場合は、顔が暗いままで撮影し、後からRAW現像で顔を明るくするという手もあります。
また、モデルさんにしゃがんでもらうと、地面からの照り返しで顔が明るくなります。

曇りの日は、雲がディフューザー代わりになって太陽光が柔らかく拡散されるので、順光でもそこそこ綺麗に撮れます。

また、半逆光だと、髪の毛にハイライトが入り、モデルさんに透明感が出て、より綺麗に写ります。

レフ板で光を当てる

一般的なレフ板には、白い面(白レフ)と銀の面(銀レフ)があります。

晴れた日の屋外等、強い光源の下では、反射の弱い白レフを使い、曇りの日や弱い光源の下では、反射の強い銀レフを使います。
それぞれ意図があれは、どちらを使っても問題ありません。

ただし、人物の前方斜め下からレフ板で光を当てる場合、レフ板からの光が強いとお化けライティングのようになってしまうので注意が必要です。

ポートレートや様々な人物写真で、モデルさんに向けて、どのようにレフ板(やソフトボックス)の光を当てているかは、撮られた写真のモデルさんの瞳を見るとわかります。
光を当てたレフ板が、瞳にキャッチライト(瞳に写り込ませる光)として入り込んでいます。
レフ板を斜め下から当てていれば、瞳の斜め下にレフ板が写り込みます。
顔の間近で当てていれば瞳に大きく写り、少し離れた距離からならば、小さく点のように写ります。

冒頭の写真は、1人で白レフ(直径107cm)を構えて、カメラも持って(85mmレンズなのでモデルさんからやや離れた位置から)撮影しているので、少し離れた真正面からのレフ当てとなり、モデルさんの瞳の真ん中辺りに点のように写り込んでいます。
カメラに直付けしたストロボからの発光のようなキャッチライトですが、光が当たった肌の質感に、ストロボ直射光のような不自然さはないかと思います。

下記の写真は、白レフをモデルさんの間近、向かって左斜め下から当てているので、瞳に大きくキャッチライトが入っています。
早瀬みるさん2モデル: 早瀬みるさん
レフ板を持ってくれるもう1人の方がいたり、レフホルダーがあると、このように撮ることができ、撮影の幅が広がります。

レフ板は、下記のものが107cmで約1500円と安く(2016年2月現在)、おすすめです。
当記事に掲載している写真も、これを使っています。

レフ板の持ち方

1人で撮影する場合、片手でレフ板を持つと、カメラはもう片方の手1本で持ってシャッターも押す必要があります。

そのため、カメラをしっかりとホールドしきれず写真がブレたり、F値を小さくして被写界深度を浅くすると、ピントを合わせられなかったりします。

片手持ちに適したグリップ付きの三角形のレフ板(リフレクター)がありますが、レフ板を持つために片手を奪われるので、根本的な解決にはなりません。

そこで推奨したいのが、犬や猫の首輪を使う方法です(ブログ管理人が考えました)。

まずは、100円ショップで売っている長さ40cmほどの首輪を3本買います。
それらをリング状につなげて、一番端っこは、丸型レフ板の取っ手(?)部分につなげます。
レフ板_首輪

撮影するときは、レフ板につながっている首輪に片腕を通して、腕でレフ板を持ちます。

こうすれば、空いたままの両手を使って、しっかりとカメラを構えることができます。

レフ板は上記で紹介した107cmのものや、より大きいものを使えば、腕の首輪からぶら下がったレフ板が地面に接地して、腕の上げ下げや少しかがむことでレフ板に角度が付いて、被写体に光が当たるよう向きを調整することができます。

撮影を開始すると首輪の長さを調整している暇はないので、3本の首輪の3つの輪の中から腕を通す輪を変えて調整します。

この方法だと、レフ板を手で持って向きを調整するほどには精度よく光を当てられませんが、カメラを両手でしっかりとホールドできることの恩恵が大きいです。

当記事冒頭の写真は、このようにレフ板を持って撮影したものです。

※85mmレンズでモデルさんの膝上ぐらいまで入る構図だと、モデルさんから距離が離れるため、107cmのレフ板をほぼ垂直に立てて当てても、クリップオンストロボによる直射光のような小さいキャッチライトになっています。

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