RAW現像のやり方-基本テクニック

こしゅか。さんモデル: こしゅか。さん
デジタル一眼レフ(またはミラーレス)カメラとレンズを購入し、写真を撮ってみたものの、なんだか暗い写真になってしまう。
そんなとき、カメラの記録画質を「RAW(やRAW+L等)」にして撮影し、パソコンでRAW現像を行うと、明るく綺麗に、色も鮮やかに写真を調整することができます。

上記の写真を完成形として、RAW現像のやり方を解説します。
撮影カメラは、キヤノンEOS 6D、レンズは、EF85mm F1.2L Ⅱ USMです。F値はF2.2です。

※撮影の仕方はについては、下記の記事を参照ください。

【ポートレート】日中屋外での人物撮影テクニック【コスプレ】
モデルさんの斜め後ろに太陽が位置する半逆光で撮影すると綺麗に撮れます。 上記の写真を見本として、カメラの設定も含めて撮影方法を解説します。 撮影カメラは、キヤノンEOS 5D、レンズは、EF85mm F1.2L Ⅱ USMです。F値はF2です。
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RAW現像に使うソフト

当ブログでは、Adobe Bridge CCで画像の管理を行い、Adobe Photoshop CC 2015のCamera Rawを使って現像を行っています。
よく使われているAdobe LightroomのCamera RawとはUIが多少異なるだけで、ほぼ同じ仕上がりになるかと思います。

以前は、Photoshopが10万円前後と価格が高く、廉価版のPhotoshop Elementsが1万5千円前後で出たものの、RAW現像ソフトとは認識されていなかったのか、現像ソフトとしてはあまり表に出てきませんでした。
そこへ、RAW現像に機能を特化したAdobe Lightroomが同じく1万5千円前後で発売されて、瞬く間に広まりました。
今ではRAW現像ソフトのデファクトスタンダードのような存在です。

ブログ管理人もLightroomを使用してみたのですが、「カタログ」ファイルを別途作成するという方式にあまり馴染めませんでした。

Lightroomとは違い、PhotoshopのCamera Rawでは、1つのRAW画像ファイルを現像すると、現像内容が書き込まれたメタデータファイル(拡張子 xmp)が1つ作成されます。元のRAW画像ファイルは何も変更されず、別途編集データファイルが1つ作られるという関係です。
RAW画像ファイルを「RAW画像ファイル+メタデータファイル(拡張子 xmp)」の1組み単位で動かせるので、ファイルの置き場やフォルダ構成を自由に変更することができます。
また、元のRAW画像ファイルはそのままなので、他のRAW現像ソフトに乗り換えたり、戻ってくることも容易にできます。
※2017年10月のアップデートで「Lightroom CC」が「Lightroom Classic CC」と「Lightroom CC」に分かれました。そして、「Lightroom Classic CC」は「カタログ」方式のままですが、「Lightroom CC」は、PhotoshopのCamera Rawと同じく、「RAW画像ファイル+メタデータファイル(拡張子 xmp)」方式になりました。

Adobe Creative Cloudフォトグラフィプランという月額980円のプランで、Photoshop CCとLightroom Classic CC、Lightroom CCを使うことができます。
※Adobe Bridge CCは、このプランを契約すれば使用することができます。また、Adobe Bridge CCは無料ソフトなので、Adobeサイトでユーザー登録をして、Adobe Creative Cloudソフトをダウンロード、インストールすれば、何もプランを契約していなくても、インストールして使用できるようです。

※楽天市場の方は、Photoshop関連の本が表示されます。

RAW現像開始前の設定

1.Photoshop CCで[ファイル]-[開く]か、ソフト上にドラッグ&ドロップをして、現像したいRAW画像ファイルを開きます。

2.下記画面が開くので、明るさ等の調整を行う前に、赤枠で囲んだ部分の設定を行います。
※下記の写真は、EOS 6Dで測光方式「評価測光」、露出補正「0」という標準的な設定で撮影しています。6Dは写真が暗めに写る傾向があるようです。
RAW現像 こしゅか。さん

3.「2.」の[ワークフローオプションの設定]をクリックすると下記画面が開くので、各項目を画像のように設定します。
※[解像度]を「350」にするのは、写真の印刷をする場合、値を300-350pixel/inchに設定するのが良いと言われており、あらかじめ設定しておけば、後から写真の印刷をする必要が出てきたときに、写真の編集をし直す手間が省けるからです。
ワークフローオプション

4.「2.」の[カメラキャリブレーションの設定]タブをクリックすると下記画面になるので、[処理]項目を「2010」に変更します。
RAW現像 こしゅか。さん

5.一番左側の[基本補正]タブに戻ると、赤枠で囲んだ調整項目が変化しています。
こちらの方が露光量の調整や白とび軽減の調整内容がわかりやすいので、当ブログでは今後も「2010」の設定で解説していきます。
※「2012(現在)」は、「[露光量]を調整すると自動的に白とびも軽減する」という仕組みになっていて、白とびさせたい場合には、逆にやりにくくなっています。
RAW現像 こしゅか。さん

Lightroomでも、右側メニューの下方に[カメラキャリブレーション]項目があり、[処理]を「2010」に変更すれば、同様の調整項目に変わります。
Lightroom[カメラキャリブレーション]項目

RAW現像開始

1.まず、色を合わせるために、[ホワイトバランス]を「撮影時の設定」か「自動」のどちらか好みの方に変更します。
※ここがキヤノンのカメラの良いところで、カメラのホワイトバランス設定を「AWB(オートホワイトバランス)」にして撮影しておけば、RAW現像時に「撮影時の設定」か「自動」のどちらかを選べば、大体の写真で綺麗な色合いになります。
※下記の写真は「撮影時の設定」を選びました。
RAW現像 こしゅか。さん

2.次に[露光量]の数値を上げて写真を明るくします。
どのぐらい明るくするかは目測です。
ちょうど良い明るさの写真をWeb上から拾ってきて、パソコン画面上に並べて調整するといいかと思います。
※写真を明るくした際、白とびした部分が赤で塗りつぶされていますが、下記画像の右上赤枠で囲んだ黒と白の三角マークをクリックしておくと、黒つぶれ部分は青く、白とび部分は赤く塗りつぶされます。
※ブログ管理人の体感ですが、[明るさ]は「+50」の初期設定のままにして、[露光量]で調整した方が自然な仕上がりになります。
RAW現像 こしゅか。さん

3.次に[白とび軽減]の数値を上げて、白とび部分をなくします。
白とびして赤く塗りつぶされた部分が消えるまで数値を上げますが、上限は「30」までにします(ブログ管理人の体感です)。
「30」にしても白とび部分が残っていたら、諦めます。数値を上げ過ぎると、不自然な色調になります。
RAW現像 こしゅか。さん

4.次に、写真の構図を整えます。
下記画像左上の[切り抜きツール]をクリックし、写真のトリミング(画面の一部を切り出すこと)をして構図を整えます。

5.他に調整する項目がなければ、画像を保存します。
下記画像左下の[画像を保存]をクリックします。
Photoshopでレタッチ(肌の修正等)や加工を行う場合は、下記画像右下の[画像を開く]をクリックします(RAW現像をした後の写真が、Photoshopで開きます)。
※当記事冒頭の写真は、Photoshopで開き、右下にブログ名テキストを追加しています。
RAW現像 こしゅか。さん

6.「5.」の[画像を保存]をクリックすると、下記画面が表示されるので、それぞれ値を設定します。
[メタデータ]を「すべて」にすると、カメラやレンズの機種名設定内容、撮影日時、位置情報等が写真に記録されます。記録したくない場合は「著作権情報のみ」に変更します。
※画像を保存した後、何の情報が記録されているか、「EXIF」ソフト等で確認をしてください。
[画質]は「12」が最高値です。
[画質]項目を「最高(低圧縮率)(10-12)」に設定しても数値は「10」になるので、手入力で「12」と入れます。
他の項目は、好みや必要に応じて変更してください。
下記画像右上の[保存]をクリックすると、設定内容に応じた写真画像ファイルが出力されます。
保存オプション

美肌加工を行う

上記の[画像を開く]をクリックして、Photoshop上にRAW現像後の写真を開いた後、美肌加工を行う場合は、下記の記事を参照ください。
Photoshopの無料プラグインを使って、簡単に美肌加工をすることができます。

Photoshop無料プラグインを使って簡単に美肌加工をする方法
モデル: 早瀬みるさん 今回は、Photoshopの無料プラグインGoogle Nik Collectionを使って、美肌加工をする方法を解説します。 ※当記事では、Windows10パソコン...

まとめ

RAW現像は難しいというイメージがありますが、基本は色合いと明るさを調整するぐらいで、簡単です。
コントラストや明瞭度をいじるのは、写真に撮影者や被写体様の味を出すためです。
味を出すためなので、人それぞれにやり方があり、ブログ管理人も確立したやり方を持っていません。
何か方法論を見つけたら、また書きたいと思います。

写真撮影技術
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