「新海誠監督がハードル上げた アニメ描写が緻密になるワケ」を読んで思ったこと


最近のアニメの背景描写が緻密過ぎるのは、新海誠監督の10年前の作品『秒速5センチメートル』が原因だとのことです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170922-00000005-nkgendai-ent

当時、無名だった新海監督が、低予算で描写クオリティーの高いアニメを作ったことで、それよりも高い予算を使って質的に下回るアニメを作る訳にはいかない、と業界のハードルが上がってしまった、とニュース記事には書かれています。

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雑感

昔のアニメに比べると、最近のアニメの背景描写のクオリティーが高くなったと思います。

テレビが地デジ化で4:3から16:9のアスペクト比になったことや、セル画に手描きしていたものがパソコンでデジタル描写するようになったこと等、いろいろ要因はあるかと思いますが。

ただ、新海監督の『秒速5センチメートル』が大きな要因になったかというと、どうなんでしょう?

背景描写のクオリティーが上がってきたのは、一連のジブリ作品やエヴァンゲリオンの影響が大きい気がします。

業界のクオリティーに影響を与えているのかどうかはわかりませんが、2007年(ちょうど10年前ですが)放送の『CLAYMORE(クレイモア)』が、週間のテレビ放送アニメなのに、背景描写や全体的な雰囲気が映画のようにクオリティーが高かったです。

また、このニュース記事によると、背景描写が緻密だと、脳がすべての情報を処理しようとして疲れてしまうのだそうです。

アニメはどんなに写実的でも現実とは違い、どこか違和感があるので、現実の風景とは違って、脳による視覚情報の省略が行われずに、すべての情報を処理しようとするそうです。

ぼくは、20インチぐらいのテレビや最近は8.4インチのタブレットといった小さい画面でTVアニメを見ているためか、特に疲れません。

ただ、小さい画面で見ていても、ゆらゆら揺れる場面だと、10秒ぐらい見ただけでも酔ってしまって、すごく疲れます。

もう一つ、実写映画は脚本が悪いと映像が綺麗でも叩かれるが、アニメの場合は絵が綺麗だと、少々内容が薄くてもそれなりに評価されるので、制作サイドがリスクヘッジに緻密な描写を好むのだそうです。

僕自身は、絵が綺麗でも話がつまらなければ叩くというか、印象に残らないアニメになってしまいます。

アニメの絵が綺麗かどうかは、よっぽど変でなければ気にならず、話がおもしろいかどうかで見ています。

話のおもしろさが昔のアニメに比べて今のアニメは上がったかというと、僕の印象では、おもしろいアニメは昔も今もおもしろいし、つまらないアニメは同じく昔も今もつまらないしと。

昔のつまらないアニメは動画配信サイト等でも取り上げずに見る機会が減るため、相対的に昔のアニメの方がおもしろかった、と言われるのかもしれません。

ただ、最近の放送されているアニメを見ていると、あまりおもしろくないアニメでもそこそこ見られるというか、話作りにこなれているという印象です。

アニメ監督の名前等、ほとんど知らない僕ですが、このニュース記事も含めて、突然有名になった1人の人物にすべての功績があるような書き方の記事を見ると、アニメをあまり見ないだろう記者が話題に乗って記事を書いたんだろうな、と思えてしまいます。

アニメ業界は、1人の人物の成果で成り立っているのではなく、たくさんの才能ある方々が日々切磋琢磨することで進歩してきたのだと思います。

批評・エッセイ
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