AndroidやiPhoneは、ランチャー(Launcher)アプリを使うことで、スマホのホーム画面をデフォルトのものから変更して、より見やすく使いやすくすることができます。
Androidスマホユーザーの僕は、数あるランチャーアプリの中から「トータルランチャー」というアプリを見つけてからは、ほぼずっとこれを使い続けています。
「トータルランチャー」はカスタマイズ性が高く、より自分に合ったホーム画面を作ることができます。
今回は、僕が行っているカスタマイズ例を紹介したいと思います。
トータルランチャーの特徴
・カスタマイズの自由度が高い
・ホーム画面(最初の画面)にスマホ内のアプリ全部を表示させることができる
・アプリの配列を使用頻度が高いアプリ順に並ぶようにできる
(ソート順「スマート」で使用頻度が高いアプリ上位13個まで)
・スマホの縦画面表示と横画面表示で別々の表示設定ができる
カスタマイズ例
下記画像のホーム画面が僕が行っているカスタマイズです。
1行辺りのアプリ数や列数は、これ以上に増やすことも減らすこともできます。
新たにアプリをインストールすると、ショートカットを作る必要はなく、自動的にホーム画面にアプリが追加されます。
1画面に収まるアプリ数を越えた場合は、画面を縦方向にスクロールして、残りのアプリを表示できます。
最初のホーム画面に全アプリが表示されて、なおかつ、1画面に収まるアプリ数を増やせば、ほとんどのアプリをホーム画面から1タップで起動できるので、非常に便利です。
設定方法
上記カスタマイズ例のように表示させる設定方法を紹介します。
Google Play ストアから「トータルランチャー」アプリをインストールし、アプリをタップして起動したところから解説します。
1.初めてアプリを起動すると、[ようこそ!]画面が表示されるので、画面下方の[今後、ヒントを見ないこと]にチェックを入れて、スマートフォンの「ホーム」ボタンを押します。
※アプリを起動する前後で、[ホームとして~(ランチャーアプリ名)を使用]のような画面が表示されたら、とりあえず、現在使っているランチャーアプリを選択してください。「トータルランチャー」を選ぶのは、ある程度設定が終わってからにした方が無難です。
2.2度目に「トータルランチャー」アプリを起動すると、下記画面が表示されます。
画面中央に並ぶ6個のアプリの中心辺りを長押しすると、アプリの周囲に枠線が表示され、画面上部と下部にメニューアイコンが表示されます。
画面右上に表示された[ゴミ箱]アイコンをタップします。
[確認]画面に[選択項目を削除しますか?]と表示されるので[OK]をタップします。
3.「2.」と同様にして、「日付」表示枠(ここでは「1月 金 12 | 先勝 明日」)も削除します。
4.画面上のアイテムをすべて削除したら、画面右上の[+]アイコンをタップします。
画面下に[追加]画面が表示されるので、[ウィジェット]をタップします。
5.[ウィジェット]画面が開くので、[アプリドロワー]をタップします。
6.ホーム画面に「アプリドロワー」(アプリ一覧)ウィジェットが表示されるので、枠線部分をタップしながら指を動かし、枠の大きさを調整します。
「アプリドロワー」ウィジェット枠内をタップすると、[十字]アイコンと[編集](鉛筆)アイコンが数秒間表示されます。
[編集]アイコンをタップすると、枠の大きさや位置を数値で指定できます。
7.[編集]アイコンをタップし、下記項目に数値を入力します。
(ここでは画面解像度1920×1080のスマホ(GalaxyNote3)を使用しています)
例:
X 0
Y 0
幅 1080
高さ 1645
入力したら[OK]をタップします。
※[高さ]は最大の高さにはせず、スマホ画面の下方に「アプリドロワー」ウィジェット枠外を指で長押しできる程度のスペースを残しておきます。
「トータルランチャー」アプリには「画面を長押しして編集モードにする」という操作があり、ウィジェット等の枠外を長押ししなければならないため、枠外のスペースを残しておきます。
8.ホーム画面に戻るので、画面上部の[歯車]アイコンをタップします。
※「アプリドロワー」ウィジェットの枠線と上下メニューアイコンが消えた場合は、枠線がありそうな部分を長押しすると表示されます。
9.[編集]画面が開くので、[オプション]タブの下記項目の数値を変更します(下記画像の2枚目3枚目は、画面を下方にスクロールすると表示されます)。
例:
列 4→8
行 3→8
アイコンのサイズ 180→100
フォントサイズ デフォルト→30
10.ホーム画面に戻ったら、再度スマホの「戻る」ボタンを押すか、「アプリドロワー」ウィジェットの枠外(画面下方)をタップします。
11.[アプリドロワー]ウィジェットの枠線が消え、画面隅に丸型アイコンが表示されるので、画面左下の[編集オン]アイコンをタップします。
設定アイコン類が消えて、ひとまずこれで「カスタマイズ例」見出しと同じホーム画面が完成です。
※画面下左右の赤丸、青丸アイコンは消せないようです。
ブランク画面の削除
ホーム画面は完成しましたが、左右にスワイプして画面を切り替えると、ブランク画面が表示されるので、これを削除します。
1.ホーム画面で、画面下方の「アプリドロワー」ウィジェット枠外部分を長押しします。
下記画像のような編集画面になるので、画面下中央の緑色[南京錠]アイコンをタップします。
2.[南京錠]アイコンが黄色に変わり、個別の各画面内に設定アイコン類が表示されるので、ブランク画面内右上の[ゴミ箱]アイコンをタップします。
[確認]画面に[これを削除しますか?]と表示されるので、[OK]をタップします。
3.ブランク画面が消えた後、黄色[南京錠]アイコンをタップして緑色に変えます。
スマホの「戻る」ボタンを押すと、ホーム画面に戻って完成です。
使用しないアプリを非表示にする
ホーム画面にあるアプリのうち、使用しないアプリを「非表示」にします。
※通常、使用しないアプリは、「アンインストール」するか、プリインストール(スマホに最初から入っている)アプリは「無効化」して、ホーム画面から消しますが、どちらもできない場合は「非表示」にします。
※アプリを「非表示」にする作業は、必要なければ飛ばしてください。
1.ホーム画面にある非表示にしたいアプリを指で長押しします。
※ここでは[マガジン]アプリを非表示にします。
2.アプリアイコンの周りにメニューアイコンが表示されるので、右中央の「-」アイコンをタップします。
3.ポップアップで[この項目を隠しますか?]と表示されるので、[OK]をタップします。
4.下記画像の[マイマガジン]アプリと[マップ]アプリの間にあった[マガジン]アプリが消えました。
アプリを再び表示させる方法
非表示にしたアプリを再び表示させる方法です。
2.画面が暗くなり、テキスト項目が表示されるので、[隠された項目]をタップします。
3.非表示になっているアプリの一覧(「隠された項目」画面)が表示されるので、再び表示させたいアプリを指で長押しします。
4.アプリアイコンの周りにメニューアイコンが表示されるので、右中央の「+」アイコンをタップします。
5.ポップアップで[この項目の非表示状態を解除しますか?]と表示されるので、[OK]をタップします。
6.「隠された項目」画面から、非表示状態を解除したアプリが消えます。
7.ホーム画面に戻ると、非表示状態を解除したアプリが表示されています。
※下記画像では、トータルランチャーの自動ソート機能(ソート順「スマート」で使用頻度が高いアプリ上位13個まで)により、[マガジン]アプリの位置が元の位置から変わっています。
その他の設定
「トータルランチャー」アプリは、紹介したカスタマイズ例で行った設定以外にも、様々な設定を行うことができます。
ここでは、各設定画面に行く手順を解説します。
ウィジェットごとの設定画面
ウィジェットごとの設定画面は、「ブランク画面の削除」見出しと同じ手順で行くことができます。
1.ホーム画面で、画面下方の「アプリドロワー」ウィジェット枠外部分を長押しします。
編集画面になるので、画面下中央の緑色[南京錠]アイコンをタップします。
2.編集したい画面(ここでは左上の「ホーム画面」)の四隅の丸型アイコン以外の部分をタップします。
なお、四隅の丸型アイコンをタップすると、「ホームの設定」「背景」「名前」等の各設定を行うことができます。
3.編集モードの画面(ここでは「ホーム画面」)が表示されるので、ウィジェットの枠線があると思われる部分を長押しします。
ウィジェットの枠線が表示され、上下メニューは数秒間だけ表示されます。
画面上部の[歯車]アイコンをタップすると、[編集]画面が開きます。
※上下メニューは、ウィジェット枠内をタップすれば、再度表示されます。
アプリ全体の設定画面
アプリ全体の設定画面も、まずは[南京錠]アイコンの編集画面を表示させます。
1.ホーム画面で、画面下方の「アプリドロワー」ウィジェット枠外部分を長押しします。
2.編集画面が表示されたら、画面左下の[三]アイコン(メニューアイコン)をタップします。
3.[メニュー]画面が表示されるので、[オプション]をタップします。
その他、各項目をタップして、「テーマの変更」「バックアップ」「初期化」等の各設定を行うことができます。
4.[オプション]画面が表示されるので、各項目をタップして設定を行います。
「レイアウト」「グラフィック」の設定画面
トータルランチャーは、「ウィジェット」のほかに、「レイアウト」と「グラフィック」というものを設定することができます。
しかし、当記事では使用しないので省きます。
「レイアウト」と「グラフィック」の[追加]は、編集モード画面にした後、画面右上の[+]アイコンをタップして、表示される[追加]画面から行います。
[キー]マークが付いた設定項目
「ウィジェットごとの設定」「アプリ全体の設定」画面の中には、[キー]マークが付いた項目があります。
これら[キー]マークが付いた設定項目を変更するには、別途有料の「トータルランチャーのキー」をインストールする必要があります。
※キーの価格は470円(2018年1月12日時点)です。
まとめ
昔、iPhoneからAndroidに乗り換えたとき、Androidスマホはアプリ一覧画面を表示するのにホーム画面から1タップしなければならず、どうにも使いにくい代物だと感じていました。
何かのアプリを探していたときに、ランチャーアプリというものでホーム画面を変えられることを知り、有名所を含めていくつかのランチャーアプリを試してみました。
その中で、今回のようなカスタマイズによって、iPhoneのようにホーム画面に全アプリを表示することができ、なおかつ、iPhoneよりも多数のアプリを1画面内に収めることができる「トータルランチャー」を見つけました。
それからは、Androidスマホが格段に使いやすくなり、現在に至っています。