【PowerPoint】画像圧縮でファイルサイズを調整する方法

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今回は、PowerPointの画像圧縮を使って、ファイルサイズを調整しながら資料を扱いやすくする方法を紹介します。

ファイルサイズが大きくなる原因

PowerPoint資料のファイルサイズが大きくなる原因の一つは、画像です。スマートフォンやカメラで撮影した写真、画面キャプチャ、加工前の素材をそのまま貼り付けると、スライド上では小さく見えてもファイル内には大きな情報が残ることがあります。
ファイルサイズが大きいと、メール添付、クラウド共有、オンライン会議での表示、共同編集で扱いにくくなることがあります。画像圧縮を使うと、用途に合わせて画像の容量を調整できます。見た目に必要な品質を残しながら、不要な重さを減らすのが基本です。

圧縮する前に用途を決める

画像圧縮をする前に、その資料を何に使うのかを決めます。画面共有用、社内確認用、印刷用、提案書用では、必要な画像品質が違います。画面で見るだけの資料なら、印刷用ほど高い解像度は必要ない場合があります。
一方で、細かい文字が入った画面キャプチャや、印刷して配布する資料では、圧縮しすぎると読みにくくなることがあります。用途が決まっていない段階で強く圧縮すると、後で画像を差し替える手間が出ます。

作業用と共有用を分ける

画像を多く使う資料では、作業用の元ファイルと共有用の軽いファイルを分けると管理しやすくなります。作業用には元画像を残し、共有用では画像圧縮をかけます。
圧縮後に保存すると、元の画質へ戻せないことがあります。大事な資料では、圧縮前に別名保存しておくと安心です。

画像圧縮の基本手順

PowerPointで画像を選択すると、図の形式タブに画像の圧縮機能が表示されます。圧縮の対象を選び、解像度を指定して実行します。選択した画像だけを圧縮するか、文書内のすべての画像を圧縮するかを選べます。
まずは資料のコピーで試し、見た目とファイルサイズの変化を確認します。細かい文字や図表がある画像は、圧縮後に拡大して読めるか確認します。

トリミング部分の削除

画像をトリミングして使っている場合、見えていない部分の情報がファイル内に残っていることがあります。画像圧縮の設定で、トリミングされた部分を削除すると、不要な情報を減らせます。
ただし、後からトリミング範囲を戻したい場合は、削除すると復元できません。最終版に近い段階で行うか、作業用ファイルを残したうえで実行します。

貼り付け方を見直す

ファイルサイズを抑えるには、画像圧縮だけでなく、貼り付け方も見直します。不要に大きな画像を貼ってから小さく表示するより、必要な範囲に切り出してから貼り付けるほうが扱いやすくなります。
画面キャプチャでは、スライドに必要な部分だけを切り取ります。余白や関係のない画面まで含めると、見た目も分かりにくくなります。画像編集ソフトを使わなくても、PowerPoint上でトリミングできますが、元画像の管理も考えて使います。

画像形式を選ぶ

画像の種類によって、向いている形式が異なります。写真は一般的に圧縮しやすい形式が向いています。ロゴ、アイコン、図解、文字を含む画面キャプチャは、にじみが出にくい形式を選ぶと見やすさを保ちやすくなります。
PowerPointに貼り付ける前の段階で、画像の形式やサイズを整えておくと、後から圧縮に頼りすぎずに済みます。特に、ロゴやブランド素材は、勝手に画質を落とすと印象が変わることがあるため注意します。

スクリーンショットの文字を確認する

画面キャプチャには小さな文字が含まれることが多くあります。圧縮後に文字がぼやけると、説明資料として使いにくくなります。圧縮した後は、実際に表示するサイズで読めるか確認します。
資料内で画像を拡大して説明する予定があるなら、少し余裕を残した品質にします。画面上で小さく見えるだけなら、必要な範囲まで圧縮しやすくなります。

不要な画像を整理する

資料を作っている途中で、使わなくなった画像や古い案のスライドが残ることがあります。非表示スライドやメモ用スライドに重い画像が残っていると、ファイルサイズが大きいままになります。
共有前には、不要なスライド、見えない場所に置いた画像、使わなくなった素材を確認します。スライドの外側に避けておいた画像も、ファイルには含まれることがあります。

動画や音声も確認する

PowerPointのファイルサイズは、画像だけでなく動画や音声でも大きくなります。動画を挿入している場合は、メディアの圧縮機能も確認します。画像圧縮だけで十分に軽くならない場合、動画や音声が原因のことがあります。
動画は、資料に埋め込む必要があるのか、リンクで共有できるのかを考えます。提出先や再生環境によって適した方法が変わるため、事前に確認します。

共有前の確認

画像圧縮をした後は、ファイルサイズだけでなく、資料として読めるかを確認します。スライドショー表示、印刷プレビュー、PDF化した場合の見え方など、使う場面に合わせてチェックします。
特に、グラフ画像、画面キャプチャ、地図、手順画面などは、細かい部分が読めるか確認します。圧縮後に問題が見つかった場合は、作業用ファイルから該当画像を差し替えます。

PDF化する場合

PowerPointをPDFにして共有する場合、PowerPoint内での圧縮とPDF作成時の設定の両方が影響します。PowerPointでは問題なく見えても、PDF化で画像が粗くなることがあります。
PDFにした後は、実際のPDFファイルを開いて確認します。提出先がPDFを求める場合は、PowerPointファイルではなくPDFの見え方を基準にします。

圧縮しすぎを避ける

ファイルサイズを小さくすることだけを目的にすると、資料の内容が伝わりにくくなることがあります。画像の文字が読めない、写真の細部が分からない、ロゴがにじむといった状態では、軽くなっても使いにくい資料になります。
圧縮は、資料の目的に合わせて行います。送付しやすさと読みやすさのバランスを見ながら、必要な品質を残します。

日常的にできる工夫

毎回最後に圧縮するだけでなく、作成中から画像の扱いを意識すると、ファイルが重くなりにくくなります。必要な範囲だけを貼る、同じ画像を何度も貼り直さない、使わないスライドを残しすぎない、といった小さな工夫が効きます。
また、画像を差し替える予定がある場合は、素材フォルダを整理しておくと作業しやすくなります。どの画像が最新版か分からない状態だと、不要な画像を資料内に残しやすくなります。

まとめ

PowerPointの画像圧縮は、写真や画面キャプチャを多く使う資料のファイルサイズを調整するために役立ちます。圧縮前に用途を決め、作業用と共有用を分け、必要に応じてトリミング部分の削除や解像度の調整を行います。
共有前には、スライドショー、印刷、PDF化など実際の使い方に近い形で見え方を確認します。軽さだけでなく、読める品質を残すことを意識すると、PowerPoint資料を扱いやすく仕上げられます。