Excelで日付を入力したのに「9/10」のような短い表示になったり、曜日まで表示したいのに方法が分からなかったりすることがあります。日付の表示形式を変更すると、セルの値は日付のまま残しながら、見た目だけを「2026年9月10日」「9月10日(木)」「木曜日」のように整えられます。この記事では、Microsoft 365のWindowsデスクトップ版Excelを前提に、日付形式の選び方と曜日を表示するユーザー定義の使い方を説明します。
表示形式で変わるのはセルの見た目
Excelの日付は、内部では日付を表す値として扱われます。表示形式を変えても、日付そのものを別の日付へ変更するわけではありません。たとえば、同じセルの値でも、表示形式によって「2026/9/10」「2026年9月10日」「木曜日」のように見せ方を変えられます。
この性質を知っておくと、日付の計算や並べ替えを続けながら、資料として見やすい表示に整えられます。反対に、TEXT関数などで文字列へ変換すると、見た目は作りやすい一方で、後から日付として計算しにくくなることがあります。単に表示を変えたいだけなら、まずセルの表示形式で対応するのが基本です。
日付の形式一覧から選ぶ
Excelに用意されている日付形式を使う場合は、セルの書式設定から選びます。操作前に、変更したいセルだけを選択しているか確認してください。列全体を選ぶと、その列に後から入力する値にも同じ表示形式が反映されます。
- 日付の表示を変更したいセル、またはセル範囲を選択します。
- Ctrlキーを押しながら1キーを押します。
- セルの書式設定ダイアログボックスで表示形式タブを開きます。
- 分類から日付を選びます。
- 種類から目的に近い日付形式を選び、サンプルを確認します。
- OKを選択します。
日付の一覧から選ぶ方法は、年月日だけを整えたいときに向いています。たとえば、日付を長めに表示したい、年を2桁ではなく4桁で見せたい、月日だけでは分かりにくいので年も表示したい、といった場面で使いやすい方法です。
曜日を表示するユーザー定義を作る
日付に曜日を加えたい場合や、曜日だけを表示したい場合は、ユーザー定義の表示形式を使います。既存の日付形式を直接書き換えるのではなく、そのセルに適用する独自の表示形式を作成します。
- 曜日を表示したい日付セルを選択します。
- Ctrlキーを押しながら1キーを押します。
- 表示形式タブでユーザー定義を選択します。
- 種類に表示形式のコードを入力します。
- サンプルで見え方を確認して、問題なければOKを選択します。
曜日に関係する主なコードは、dddとddddです。dddは短い曜日名、ddddは長い曜日名を表示します。日本語環境では、日付や表示言語の設定に応じて「木」や「木曜日」のような表示になります。
よく使う表示形式の例
- yyyy/m/d:2026/9/10 のように表示します。
- yyyy年m月d日:2026年9月10日 のように表示します。
- m月d日(ddd):9月10日(木) のように、月日と短い曜日を表示します。
- yyyy年m月d日 dddd:2026年9月10日 木曜日 のように表示します。
- dddd:日付の値を曜日だけで表示します。
曜日だけを表示しても、セルの中身が正しい日付なら、並べ替えや日付計算に使えます。ただし、画面上は曜日しか見えないため、元の日付を確認しにくくなります。作業表では年月日も残した表示にし、提出用や確認用の列だけ曜日表示にするなど、用途に合わせて使い分けると扱いやすくなります。
表示がおかしいときに確認すること
日付の表示形式を変えたあとに、期待した結果にならないことがあります。原因を順番に確認すると、不要な入力し直しを避けやすくなります。
セルに#####と表示される
セル幅が足りないと、日付や数値が#####のように表示されることがあります。日付が消えたわけではないため、まず列見出しの右端をダブルクリックして列幅を自動調整します。必要に応じて、列の境界線をドラッグして幅を広げます。
日付ではなく文字列として入力されている
表示形式を変更しても曜日が正しく出ない場合は、セルの値が日付ではなく文字列になっている可能性があります。先頭にアポストロフィが付いている、左揃えのままになっている、日付として認識しにくい表記で入力している、といった場合は注意が必要です。元データを残したいときは、作業前にシートをコピーしてから修正すると安心です。
地域設定によって見え方が変わる形式がある
日付形式の一覧には、Windowsの地域設定の影響を受ける形式があります。複数の環境で同じ見た目にしたい場合は、アスタリスク付きの形式だけに頼らず、ユーザー定義で必要な表示形式を指定する方法も検討します。共有相手の環境で完全に同じ表示になることを保証するものではないため、PDF化や印刷前には表示を確認してください。
日付表示を整えるときの使い分け
通常の予定表や一覧表では、年月日が分かる表示にしておくと後から確認しやすくなります。曜日も必要な表では、m月d日(ddd)のように日付と曜日を同じセルに表示すると、列を増やさずに情報を補えます。
曜日だけで集計や確認をしたい場合は、別列に曜日表示用のセルを用意する方法もあります。元の日付列を残しておけば、入力ミスの確認、並べ替え、期間の絞り込みがしやすくなります。表示形式は見た目を整える機能なので、元データを消さずに、表の目的に合わせて読みやすい形へ調整していきましょう。