今回は、Wordの描画ツールを活用して、手書きの良さを文書に取り入れる方法を紹介します。デジタル文書の中に手書きの文字やイラストを加えることで、より温かみのある、オリジナルの表現が可能になります。
Wordで描画ツールを使うメリット
Wordで文書を作成する際、基本的にはキーボードからの入力が中心となりますが、描画ツールを使用することで、画面上に直接手書きの線や図形を描くことができます。
たとえば、以下のような場面で役立ちます。
- 資料に直感的な注釈や矢印を書き込む
- 手書きのサインや簡単なイラストを添える
- ブレインストーミングのアイデアを自由にメモする
タッチパネル対応のパソコンやタブレット、ペンタブレットを使用している場合は特に直感的に操作できますが、マウスを使っても手書きの要素を追加することは可能です。
描画ツールの基本的な使い方
Wordの描画機能は、メニューのタブから簡単に呼び出して使うことができます。
「描画」タブの表示
もし画面上部のリボンに「描画」タブが見当たらない場合は、設定で表示させる必要があります。
リボンの何もないところを右クリックし、「リボンのユーザー設定」を選びます。右側のリストにある「描画」のチェックボックスにチェックを入れてOKを押すと、描画タブが表示されるようになります。
ペンツールの選択と設定
描画タブを開くと、いくつかのペンが並んでいるのが見えます。
- ペン:一般的な線を描くのに適しています。
- 蛍光ペン:文字や図形の上に半透明の色を重ねて目立たせるのに便利です。
- 鉛筆:少し柔らかい印象の線を描くことができます。
ペンのアイコンをクリックすると、太さや色を変更できるメニューが表示されます。用途に合わせて、見やすい色や適切な太さを選んでみてください。
手書きを活かすためのヒント
描画ツールを使って、より効果的な文書を作るためのちょっとした工夫を紹介します。
インクを図形に変換する機能
手書きできれいな丸や四角を描くのは意外と難しいものです。そんな時に便利なのが、「インクを図形に変換」という機能です。
この機能をオンにしてから手書きで図形を描くと、Wordが自動的に整った図形(円や四角形、三角形など)に変換してくれます。手書きの手軽さと、デジタルならではの整った見た目を両立できる便利な機能です。
投げ縄ツールでまとめて移動・編集
描いた複数の線を後から動かしたい場合は、投げ縄ツールを使います。
描画タブにある投げ縄ツールを選択し、動かしたい手書きの線を囲むようにドラッグします。囲まれた線が選択状態になるので、そのままドラッグして別の場所に移動させたり、まとめて色を変更したりすることができます。
消しゴムツールで細かい修正
描き間違えた場合は、消しゴムツールで消すことができます。
消しゴムには「ストローク消しゴム」「標準消しゴム」「細かい消しゴム」といった種類があります。ストローク消しゴムは、描いた線の一続きを一度に消せるため、大きく描き直したい時に向いています。標準や細かい消しゴムを使えば、線の一部だけを丁寧に消すことも可能です。
まとめ
今回は、Wordの描画ツールを使って文書に手書きの要素を加える方法を紹介しました。
普段の文書作成に少しだけ手書きの注釈や図を加えることで、読み手の目を引く工夫ができます。マウスでも十分に活用できる機能ですので、メモ書きや資料の添削など、さまざまな場面で試してみてはいかがでしょうか。