【PowerPoint】スライドショーの自動再生を設定する方法

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今回は、PowerPointのスライドショーを自動再生する設定について、用途に合わせた使い方を紹介します。

自動再生が向いている場面

PowerPointのスライドショーは、発表者がクリックして進めるだけでなく、時間に合わせて自動的に進めることもできます。展示会のモニター、受付の案内画面、店頭の紹介資料、休憩中に流す説明資料など、人が操作し続けない場面に向いています。
自動再生では、スライドの内容、表示時間、アニメーション、動画や音声の扱いをあらかじめ整えておく必要があります。クリック前提の資料をそのまま流すと、読む時間が足りなかったり、説明なしでは意味が伝わりにくかったりします。
自動再生用の資料は、発表用とは別の設計で作ると見やすくなります。

発表用資料との違い

発表用資料は、話し手の説明があることを前提に作られます。一方、自動再生の資料は、画面だけで内容が伝わる必要があります。専門用語を減らし、1枚に入れる情報を絞り、見出しと画像だけでも流れが分かるようにします。
クリックで補足を出すアニメーションも、自動再生ではタイミングを調整する必要があります。表示が早すぎると読めず、遅すぎると画面が止まったように見えます。

スライドの切り替え時間を設定する

自動再生の基本は、スライドごとの切り替え時間です。PowerPointでは、画面切り替えの設定で、クリック時ではなく指定した秒数後に次のスライドへ進むようにできます。すべてのスライドを同じ時間にすることも、内容に合わせて個別に設定することもできます。
文字が多いスライドは長めに、写真や短い案内だけのスライドは短めにするなど、読む時間に合わせて調整します。すべて同じ時間にすると作業は楽ですが、内容によってはテンポが合わないことがあります。

読み上げずに読める時間を意識する

自動再生では、見る人が自分のペースで読みます。発表者が説明する資料よりも、表示時間に余裕を持たせると見やすくなります。見出し、本文、画像、注記があるスライドでは、視線が移動する時間も必要です。
実際にスライドショーを流し、少し離れた場所から読んでみると、時間が足りるか判断しやすくなります。机上で見ていると読めるスライドでも、モニター表示では文字が小さく感じることがあります。

リハーサル機能でタイミングを記録する

PowerPointには、スライドを実際に進めながらタイミングを記録する機能があります。自分で読み進める感覚に合わせて時間を設定できるため、スライドごとに秒数を手入力するより自然な流れを作りやすくなります。
リハーサルを使うと、各スライドの表示時間が記録されます。記録後は、必ず最初から再生して確認します。読みやすいと思って進めたタイミングでも、見直すと早すぎる箇所や間延びする箇所が見つかることがあります。

修正後は再記録する

スライドの文章や画像を変更した場合、必要な表示時間も変わります。文を短くしたなら時間を縮められることがあり、説明を追加したなら長くする必要があります。内容を直した後は、タイミングも見直します。
全体の尺を合わせたい場合は、各スライドの表示時間を確認し、長いスライドを調整します。スライド数を減らす、文章を短くする、画像中心にするなど、内容側で調整することも大切です。

ループ再生を設定する

受付や展示用のスライドでは、最後まで再生したあと最初に戻るループ設定が便利です。PowerPointのスライドショー設定で、Escキーが押されるまで繰り返すようにすると、モニターに流し続けることができます。
ループ再生にする場合は、最後のスライドから最初のスライドへ戻ったときの流れも確認します。締めのスライドが長く止まったあと、急に冒頭へ戻ると違和感が出ることがあります。最後に案内やロゴを置き、自然に最初へ戻る構成にすると見やすくなります。
ループ資料では、終わり方と始まり方をつなげて考えることがポイントです。

操作できない場所で使う場合

店頭や会場で流す場合、近くに操作する人がいないことがあります。パソコンの電源設定、画面のスリープ、通知表示なども確認しておきます。資料の設定だけ整えても、パソコン側の設定で画面が止まることがあります。
本番で使う端末と同じ環境で事前に再生し、音声、動画、画面比率、表示位置を確認します。

アニメーションのタイミングを整える

自動再生では、アニメーションも自動で動くように設定します。クリック時に表示する設定のままだと、スライドが止まったように見えることがあります。開始タイミングを「直前の動作と同時」または「直前の動作の後」にするなど、クリックなしで進むようにします。
アニメーションは、説明したい順番を示すために使うと効果的です。ただし、動きが多すぎると内容よりも動きに目が向きます。自動再生では、フェードやワイプなど、読み取りを邪魔しにくい動きを中心にします。

表示順を確認する

複数の要素にアニメーションを設定した場合、表示順を確認します。見出しより先に補足が出たり、画像の後に説明が遅れて出たりすると、内容が追いにくくなります。アニメーションウィンドウで順番を確認し、必要に応じて遅延時間を調整します。
自動再生の確認では、スライド単体ではなく最初から通して再生します。前のスライドからの流れで見ると、テンポの違和感に気づきやすくなります。

動画や音声を含む場合の注意点

スライドに動画や音声を入れる場合、自動再生の設定とメディアの再生設定を合わせる必要があります。動画が始まる前に次のスライドへ進んでしまったり、音声が終わる前に切り替わったりしないようにします。
動画は自動で再生する設定にし、スライドの表示時間を動画の長さに合わせます。音声を複数スライドにまたがって流す場合は、開始と停止の設定を確認します。会場で音を出す資料では、音量や接続先のスピーカーも確認します。

音なしでも伝わる構成にする

展示や受付では、音を出せない場合があります。音声説明に頼りすぎると、音が聞こえない環境で内容が伝わりません。重要な情報は画面上にも入れ、音声は補助として使うと扱いやすくなります。
動画を使う場合も、字幕や短い説明を添えると、音がない環境でも見てもらいやすくなります。

本番前の確認項目

自動再生の資料は、作成したパソコンでは問題なく動いても、本番の環境では表示が変わることがあります。使用するモニターの比率、解像度、音声出力、接続ケーブル、通知の表示を確認します。全画面表示にしたとき、文字が端に寄りすぎていないか、動画が止まらないかも見ます。
会場で流す場合は、開始方法と停止方法を担当者間で共有しておきます。Escキーで終了するのか、別のファイルへ切り替えるのかを決めておくと、当日の操作で迷いにくくなります。

予備ファイルを用意する

本番用とは別に、PDF版や動画化したファイルを用意しておくと、環境差があるときに対応しやすくなります。PowerPointの編集機能が必要ない場面なら、再生専用の形式も選択肢になります。内容を直す可能性がある場合は、編集用の元ファイルも保管しておきます。

まとめ

PowerPointのスライドショー自動再生は、展示、案内、受付、店頭表示などに向いています。切り替え時間を設定し、リハーサルでタイミングを記録し、必要に応じてループ再生を使うと、操作なしで資料を流せます。自動再生用の資料では、画面だけで内容が伝わる構成にし、アニメーションや動画、音声のタイミングも確認することが大切です。本番環境で再生して、文字の読みやすさや表示の流れを確認しましょう。