【マイクラ】サーバーの作り方とサーバーを公開する方法

Minecraft(マインクラフト)で他のプレイヤーと一緒に遊ぶには、Minecraftサーバーというものが必要になります。
今回は、このサーバーの作り方とサーバーを公開する方法について解説します。

Minecraftサーバーとは

Minecraftサーバーとは、Minecraftのマルチプレイヤーゲームを楽しむために必要なソフトウェアです。Mojang Studiosが無料で配布しているデフォルトのサーバーソフトウェアを使えば、Windows, macOS, GNU/Linux, BSDなどのほとんどのオペレーティングシステムでサーバーを立ち上げることができます。

自分でサーバーを立ち上げると、自分の好きなルールや設定で、友達と一緒にゲームをプレイすることができます。インターネット上には数多くのサーバーがありますが、それらは他人が管理しているので、自由度や安全性に制限があります。自分でサーバーを管理すれば、そういった問題を回避できます。

Minecraftサーバーの作り方

Minecraftサーバーを作るには、以下の手順を踏みます。

Javaのインストール

MinecraftサーバーはJavaで動作するので、まずはJavaをインストールする必要があります。Javaはオラクル社やオープンソースコミュニティから提供されていますが、どちらでも構いません。ただし、JRE(Java Runtime Environment)ではなく、JDK(Java Development Kit)をインストールする必要があります。

Javaのインストール方法はオペレーティングシステムによって異なります。WindowsやmacOSでは、公式サイトからダウンロードしてインストールするだけです。LinuxやBSDでは、パッケージマネージャーやコマンドラインからインストールすることができます。

Minecraftサーバーソフトウェアのダウンロード

次に、Minecraftサーバーソフトウェアをダウンロードします。デスクトップなどに「Server」というフォルダを作り、その中に「server.jar」という名前で保存します。このファイルはMojang Studiosの公式サイトから入手できます。

Minecraftサーバーソフトウェアの実行

「Server」フォルダ内で、「server.jar」をダブルクリックして実行します。すると、「eula.txt」というファイルが生成されます。このファイルはエンドユーザー使用許諾契約(EULA)に同意するかどうかを記録するものです。

「eula.txt」をテキストエディタで開き、「eula=false」となっている部分を「eula=true」に変更して保存します。これでEULAに同意したことになります。

再び「server.jar」を実行します。すると、「server.properties」というファイルが生成されます。このファイルはサーバーの設定を変更するためのものです。

Minecraftサーバーの設定

「server.properties」をテキストエディタで開き、自分の好みに合わせて設定を変更します。設定項目は多岐にわたりますが、代表的なものは以下の通りです。

・server-name:サーバーの名前を設定します。
・motd:サーバーの説明文を設定します。この文はサーバーリストに表示されます。
・gamemode:サーバーのゲームモードを設定します。survival(サバイバル)、creative(クリエイティブ)、adventure(アドベンチャー)、spectator(スペクテイター)のいずれかを選べます。
・difficulty:サーバーの難易度を設定します。peaceful(平和)、easy(簡単)、normal(普通)、hard(難しい)のいずれかを選べます。
・pvp:プレイヤー同士の戦闘を有効にするかどうかを設定します。true(有効)かfalse(無効)を選べます。
・online-mode:オンラインモードを有効にするかどうかを設定します。true(有効)にすると、正規のMinecraftアカウントが必要になります。false(無効)にすると、誰でも参加できますが、セキュリティや互換性の問題が発生する可能性があります。
・max-players:サーバーに参加できるプレイヤーの最大数を設定します。
・white-list:ホワイトリストを有効にするかどうかを設定します。true(有効)にすると、ホワイトリストに登録されたプレイヤーのみが参加できます。false(無効)にすると、誰でも参加できます。
・level-name:サーバーのワールド名を設定します。この名前は「Server」フォルダ内にあるワールドデータのフォルダ名と一致させる必要があります。
・level-seed:サーバーのワールドシードを設定します。この値は任意の文字列や数字で構いません。同じシード値を使えば、同じ地形が生成されます。
・level-type:サーバーのワールドタイプを設定します。default(デフォルト)、flat(フラット)、largeBiomes(大きなバイオーム)、amplified(アンプリファイド)、customized(カスタマイズド)のいずれかを選べます。

設定を変更したら、「server.properties」を保存して閉じます。

Minecraftサーバーの公開

Minecraftサーバーを公開するには、以下の手順を踏みます。

ポート開放

Minecraftサーバーはデフォルトで25565番ポートを使用します。このポートはインターネット上からアクセスできるように開放する必要があります。

ポート開放の方法はルーターやファイアウォールによって異なります。一般的な方法は、ルーターの管理画面からポート転送やポートマッピングという機能を使って、25565番ポートから自分のコンピューターのIPアドレスに接続されるように設定することです。

自分のコンピューターのIPアドレスは、「Server」フォルダ内で「ipconfig」というコマンドを実行することで確認できます。

IPアドレスの確認

自分のサーバーに接続するには、自分のグローバルIPアドレスを知る必要があります。グローバルIPアドレスは、インターネット上で自分のコンピューターを特定するための番号です。

グローバルIPアドレスは、CMANインターネットサービスのアクセス情報【使用中のIPアドレス確認】などのサイトで確認できます。この番号をメモしておきましょう。

他のプレイヤーに自分のサーバーに接続してもらうには、このグローバルIPアドレスを伝える必要があります。ただし、セキュリティやプライバシーの観点から、グローバルIPアドレスを直接伝えることはおすすめしません。

代わりに、DDNS(Dynamic Domain Name System)というサービスを利用することで、グローバルIPアドレスに対応するホスト名を取得できます。ホスト名は、人間が覚えやすい言葉で表現されたサーバーアドレスです。

DDNSサービスには、DynDNS, No-IP, Afraid.orgなどがあります。これらのサービスに登録して、自分のグローバルIPアドレスとホスト名を紐付けることで、他のプレイヤーにホスト名を伝えるだけで自分のサーバーに接続できるようになります。

サーバーへの参加

自分や他のプレイヤーがサーバーに参加するには、以下の手順を踏みます。

・マインクラフトを起動して、「マルチプレイ」を選択します。
・「サーバーを追加」を選択します。
・サーバー名とサーバーアドレス(IPアドレスまたはホスト名)を入力します。
・「完了」を選択します。
・追加したサーバーを選択して、「サーバーに接続」を選択します。

これで、Minecraftサーバーへの参加が完了です。