【マイクラ】サーバーのセットアップと管理のコツ

今回は、マインクラフトのサーバーのセットアップと管理のコツを解説します。

Minecraftのサーバーとは

Minecraftのサーバーとは、Minecraftのゲーム世界をホスト(主催、管理)するコンピュータのことです。サーバーに接続したプレイヤーは、同じゲーム世界で一緒に冒険したり、建築したり、対戦したりできます。サーバーは、公開されたものや、招待制のもの、自分だけのものなど、さまざまな種類があります。

サーバーの種類と選び方

Minecraftのサーバーには、大きく分けて以下の3つの種類があります。

・Realms(レルム):Minecraftの公式サービスで、簡単に自分のサーバーを作成できます。月額料金(2名までの利用で月額480円、10名までの利用で月額960円)がかかりますが、最大10人のフレンドとプレイできます。レルムは、クロスプラットフォームに対応しており、Windows、Mac、Linux、iOS、Android、Nintendo Switchなどの機種で遊べます。

・専用サーバー:自分でサーバーのソフトウェアをダウンロードして、自分のコンピュータやクラウドサービスなどでサーバーを運営する方法です。レルムよりも柔軟にサーバーの設定やカスタマイズができますが、技術的な知識や手間が必要です。専用サーバーは、Java版とBedrock版の2種類があり、それぞれに対応した機種でしか遊べません。

・LANサーバー:自分のコンピュータでゲームを開始し、同じネットワークに接続された他のプレイヤーと共有する方法です。サーバーのソフトウェアをダウンロードする必要はありませんが、インターネットに公開することはできません。LANサーバーも、Java版とBedrock版の2種類があります。

サーバーの種類と選び方は、自分の目的や予算、技術力などによって異なります。以下の表は、各種類のサーバーの特徴を比較したものです。

サーバーの種類 月額料金 最大プレイヤー数 クロスプラットフォーム カスタマイズ インターネット公開
レルム あり 10人 あり 限定的 あり
専用サーバー なし(クラウドサービスを利用する場合は別途費用がかかる場合があります) 無制限(設備の性能による) なし 自由 あり
LANサーバー なし 無制限(ネットワークの性能による) なし 自由 なし

サーバーのセットアップと管理のコツ

サーバーのセットアップと管理には、以下のようなステップが必要です。

・Javaのインストール:Java版のサーバーを運営する場合は、Javaの最新バージョンをインストールする必要があります。Bedrock版のサーバーを運営する場合は、Javaのインストールは不要です。

・サーバーのソフトウェアのダウンロード:レルム以外のサーバーを運営する場合は、サーバーのソフトウェアをダウンロードする必要があります。

・サーバーの起動とEULA(イーユーエルエー)への同意:サーバーのソフトウェアをダウンロードしたら、コマンドラインからサーバーを起動します。初回起動時には、EULA(エンドユーザー使用許諾契約)に同意する必要があります。EULAに同意するには、サーバーのフォルダ内に生成されたeula.txtファイルを開き、eula=falseとなっている行をeula=trueに変更します。その後、サーバーを再起動します。

・サーバーの設定とカスタマイズ:サーバーのフォルダ内に生成されたserver.propertiesファイルを開き、サーバーの設定を変更できます。例えば、サーバーの名前やポート番号、ワールドの難易度やゲームモード、オンラインモードやホワイトリストなどを設定できます。また、サーバーにMODやプラグインを導入することで、サーバーの機能やゲームプレイを拡張できます。ただし、MODやプラグインは、サーバーのソフトウェアやMinecraftのバージョンと互換性があるものを選ぶ必要があります。

・サーバーの公開とポートフォワーディング:自分のサーバーをインターネットに公開して、他のプレイヤーと共有したい場合は、ポートフォワーディングを行う必要があります。ポートフォワーディングとは、自分のコンピュータの特定のポート番号(デフォルトでは25565)に届いた通信を、自分のサーバーに転送する設定のことです。ポートフォワーディングの方法は、使用しているルーターやモデムによって異なりますが、一般的には、ルーターの管理画面にアクセスして、ポート番号と自分のコンピュータのIPアドレスを設定することで行えます。ポートフォワーディングを行ったら、自分の外部IPアドレスを調べて、他のプレイヤーに教えることで、サーバーに接続できるようになります。