AirPods、新機能で操作性と通話品質を強化

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この秋、AppleはAirPodsのソフトウェアアップデートを実施し、ユーザー体験を大幅に向上させる。Siriに対する操作方法や、通話品質の向上、ゲームプレイ時の音声体験を改善する新機能が追加される予定だ。

ニュースのポイント

  • Siriに対する操作方法が改善され、首を振るだけで応答可能に。
  • 「声を分離」機能で通話品質が向上。
  • ゲームプレイ時の音声レイテンシが大幅に低減。

AirPods、操作と通話品質を大幅向上

この秋、AppleはAirPodsのソフトウェアアップデートを通じて、ユーザーがSiriに対して首を振るだけで応答できる新機能を導入する。AirPods Proユーザーは「はい」なら首を縦に、「いいえ」なら横に振るだけで、プライバシーを保ちながらSiriに応答できるようになる。この「Siriに対する操作」は、H2チップの機械学習によって実現され、電話の応答やメッセージのやり取り、通知の管理など、声を出さずに様々な操作を可能にする。

さらに、通話品質の向上を目的とした「声を分離」機能が導入される。これにより、騒がしい環境や風の強い場所でも、話し手の声がクリアに聞こえるようになる。H2チップと連動する機械学習技術が、背景ノイズを大幅に削減し、通話相手に鮮明な音声を提供する。

また、ゲームプレイ時の体験も進化する。AirPods Proの新しいアップデートにより、音声のレイテンシが大幅に低減され、リアルタイムの音声体験が可能になる。パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングが追加され、臨場感あふれる音響効果が実現される。

これらの新機能は、この秋に無料のファームウェアアップデートとして提供される予定だ。デベロッパ向けのベータ版は、Apple Developer Programのメンバーに対して2024年6月10日(月)より提供されている。