【PowerPoint】オーディオをトリミングして再生を調整する方法

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今回は、PowerPointに挿入したオーディオをトリミングし、スライドショーでの再生を調整する方法を紹介します。

オーディオ編集が必要な理由

PowerPointへ音声を挿入すると、説明、ナレーション、効果音などをスライドショーに加えられます。ただし、元の音声ファイルには冒頭の無音、録音開始時の操作音、末尾の余分な時間が含まれることがあります。
トリミングを使うと、音声の先頭と末尾から不要な部分を除き、使用する範囲を指定できます。必要な場面から再生し、終わる位置を整えられるため、発表の流れに合わせやすくなります。
PowerPointのトリミングは簡単な範囲指定に向いています。途中の雑音だけを削除する、複数箇所を細かく編集する場合は、音声編集用のソフトで元ファイルを整えます。

オーディオを挿入する

挿入タブからオーディオを選び、利用する音声ファイルを指定します。挿入後は、スライド上にオーディオアイコンが表示されます。

  1. 利用権限を確認した音声ファイルを用意する
  2. 挿入タブからオーディオを選ぶ
  3. 対象ファイルを指定する
  4. アイコンを選択して試聴する
  5. 音量と音質を確認する

挿入直後に最初から最後まで再生し、無音、雑音、音量差、内容の誤りがないか確認します。トリミング位置だけを決める前に、元音声全体を把握します。

トリミングする手順

オーディオアイコンを選び、再生に関するタブからオーディオのトリミングを開きます。開始位置と終了位置を指定し、プレビューで確認します。
画面上のマーカーを動かす方法と、時刻を入力する方法があります。大まかな位置をマーカーで決め、細かな差を数値で調整すると作業しやすくなります。

  • 冒頭の無音を短くする
  • 録音開始時の操作音を除く
  • 説明後の長い無音を除く
  • 必要な効果音の部分だけを残す

確定後はスライドショーで再生します。編集画面の試聴と発表時の再生条件が異なる場合があるためです。

開始方法を設定する

音声の開始方法には、クリック時、自動、クリック順などの選択肢があります。発表者の説明に合わせて任意のタイミングで流すならクリック時、スライド表示と同時に流すなら自動を検討します。
自動再生は操作を減らせますが、スライドを表示した直後に発表者が話し始めると音声と重なることがあります。音声の冒頭へ短い間を残すか、発表の進行を決めます。
クリック順で再生する場合は、ほかのアニメーションとの順序を確認します。意図した操作で音声が始まるか、アニメーションウィンドウも使って点検します。

フェードインとフェードアウトを使う

音声が急に始まったり切れたりする場合は、フェードインとフェードアウトを設定します。音量を短時間で徐々に変化させ、開始と終了を自然にします。
長いフェードを設定すると、必要な音が聞こえるまで時間がかかったり、末尾の説明が小さくなったりします。音声の種類に合わせ、短い時間から試します。
効果音では短め、背景音では少し長めなど、目的に応じて調整します。設定後は実際のスピーカーや会議室環境で確認します。

音量を設定する

再生設定では、音声の音量を選べます。ナレーションは発表者の声や会場の環境に合わせ、聞き取れる大きさにします。効果音は主張が強くなりやすいため、説明を妨げない音量へ調整します。
PowerPoint側の音量だけでなく、端末と会場設備の音量も影響します。作成した端末で適切でも、別の会議室では小さすぎたり大きすぎたりすることがあります。
本番前に使用予定の設備で試し、急な音量差がないか確認します。

スライドをまたいで再生する

背景音などを複数スライドにわたって流す場合は、スライド切り替え後も再生を続ける設定を使います。音声が終了する位置とスライドの範囲を決めます。
途中のスライドに動画や別の音声がある場合、音が重なる可能性があります。背景音を停止する位置や、別音声の開始条件を調整します。

  • 音声を流すスライド範囲を決める
  • 動画やナレーションとの重なりを確認する
  • 途中から発表を開始した場合の動作を試す
  • 最後のスライドで停止するか確認する

発表中に特定スライドへ直接移動する可能性がある場合も、再生状態がどうなるか確認します。

繰り返し再生を使う場合

展示用スライドなどでは、停止するまで音声を繰り返す設定を使うことがあります。短い音を繰り返すと継ぎ目が目立つため、末尾と先頭が自然につながる素材を選びます。
通常の発表で繰り返し設定が残っていると、説明が終わっても音が止まらない場合があります。用途が終わった設定は解除します。
音楽を繰り返す場合は、利用許諾の範囲も確認します。

再生中にアイコンを隠す

スライドショー中にオーディオアイコンを表示したくない場合は、再生中に非表示にする設定を利用できます。ただし、クリックして再生する設定と組み合わせると、操作対象が分かりにくくなることがあります。
自動再生なら非表示、発表者がクリックするなら操作しやすい位置へ置くなど、開始方法と合わせて決めます。
編集画面ではアイコンが必要なため、スライド外へ移動して隠す方法は避けます。選択しにくくなり、再編集時に見失う可能性があります。

ブックマークを付ける

長い音声の特定位置へブックマークを設定すると、その時点を基準にアニメーションなどを連動させられる場合があります。説明の途中で図形を表示する用途などに使えます。
ブックマーク位置は、音声をトリミングした後に確認します。開始位置を変更すると、意図したタイミングとの関係が変わる可能性があります。
連動設定を増やすと修正が複雑になるため、必要な場面へ限定します。

ファイルサイズを確認する

長い音声や高品質な音声を複数挿入すると、PowerPointファイルが大きくなります。共有、保存、再生開始に時間がかかる場合があります。
使用しない部分をトリミングしても、元データの扱いによってファイルサイズが期待どおり減らないことがあります。メディアの圧縮機能や、音声編集ソフトで必要範囲だけを書き出したファイルを利用する方法を検討します。
圧縮後は音質を確認し、元ファイルも別に保管します。

別の端末で再生を確認する

発表に使う端末でファイルを開き、音声が再生されるか確認します。音声形式、PowerPointの環境、スピーカー設定などによって動作が異なる場合があります。
オンライン会議で共有する場合は、コンピューターの音声を共有する設定が必要です。マイク越しにスピーカー音を拾わせる方法では、音質が下がったり反響したりします。
発表用のコピーを作り、スライドの最初から最後まで通して再生します。

著作権と利用条件を確認する

音楽や効果音には著作権があります。インターネット上で入手できる音声でも、自由に資料へ埋め込んで配布できるとは限りません。
商用利用、編集、再配布、クレジット表示などの条件を確認します。社内発表と一般公開で条件が異なる場合もあります。出典とライセンス情報を記録しておきます。

まとめ

PowerPointのオーディオトリミングを使うと、音声の冒頭と末尾から不要な部分を除き、発表に合う再生範囲へ調整できます。開始方法、音量、フェード、スライド間の再生も合わせて設定します。
編集画面だけでなくスライドショーと本番設備で確認し、動画や別音声との重なりを避けます。音声の内容、タイミング、音量を一つの流れとして確認することで、説明を妨げない再生設定にできます。