【Excel】複数のシートを並べて表示して内容を比較する方法

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Excelで似た表を見比べるときは、片方を見てからもう片方へ切り替えるより、シートやブックを画面に並べるほうが確認しやすくなります。Microsoft 365のWindowsデスクトップ版Excelでは、同じブック内の別シートも、別々のブックにあるシートも、[表示]タブの機能で左右に並べて確認できます。ここでは、数値や項目名を目で比較したい場面を想定し、並べて表示する手順と戻し方を整理します。

並べて比較が向いている場面

並べて表示は、2つの表を同時に見ながら差分を確認したいときに便利です。たとえば、先月分と今月分の一覧、修正前と修正後の表、別ファイルで受け取った同じ形式のシートなどを確認するときに使えます。

一方で、セル単位の差分を自動で一覧化する機能ではありません。違いを機械的に抽出したい場合は、条件付き書式、数式、専用の比較機能など別の方法が必要です。この記事で扱うのは、Excelの画面上で見比べやすくするための表示操作です。

作業前には、比較したいブックを保存しておくと安心です。並べて表示そのものはデータを書き換える操作ではありませんが、比較中に誤って入力や削除をしてしまう可能性があります。元データを残したい場合は、ブックをコピーしてから作業してください。

異なるブックのシートを左右に並べて表示する

別々のExcelファイルにあるシートを比べる場合は、比較したいブックを両方とも開いてから操作します。

  1. 比較したい2つのブックをExcelで開きます。
  2. どちらか一方のブックを前面に表示します。
  3. リボンの[表示]タブを開きます。
  4. [ウィンドウ]グループの[横に並べて表示]を選びます。
  5. 3つ以上のブックを開いている場合は、比較対象のブックを選んで[OK]を押します。
  6. それぞれのウィンドウで、見比べたいワークシートを選びます。

これで2つのブックが左右に並びます。表示位置が思った向きと違う場合でも、ウィンドウの境界やサイズを調整すれば、見やすい幅にできます。片方を大きく表示したいときは、通常のウィンドウ操作でサイズを変えてください。

同じブック内の別シートを並べる

同じブックの中にある2つのシートを比べる場合は、先に同じブックを別ウィンドウとして開く必要があります。1つのウィンドウだけでは、同じブック内の別シートを同時に表示できないためです。

  1. 比較したいシートを含むブックを開きます。
  2. [表示]タブを開きます。
  3. [ウィンドウ]グループの[新しいウィンドウを開く]を選びます。
  4. 同じブックのウィンドウがもう1つ開いたことを確認します。
  5. [表示]タブの[横に並べて表示]を選びます。
  6. それぞれのウィンドウで、比較したい別々のシートを選びます。

同じブックを複数ウィンドウで開くと、タイトルバーに「:1」「:2」のような番号が付いて見えることがあります。これは同じファイルを別の表示窓で開いている状態を示すもので、別ファイルが作られたわけではありません。片方のウィンドウで入力した内容は同じブックに反映されます。

同時にスクロールして行を合わせる

左右に並べたあと、2つの表の行をそろえて確認したい場合は、[同時にスクロール]を使います。

  1. 2つのシートを左右に並べた状態にします。
  2. [表示]タブを開きます。
  3. [ウィンドウ]グループの[同時にスクロール]をオンにします。
  4. 片方のシートをスクロールし、もう片方も連動して動くか確認します。

[同時にスクロール]は、[横に並べて表示]が有効なときに使える機能です。行数や見出し位置が同じ表なら、同じ行を追いやすくなります。途中で片方だけ位置をずらしたい場合は、[同時にスクロール]をオフにしてから調整します。

表の開始行が違う場合は、先にそれぞれのシートで見出し行や比較したい先頭行を表示してから同時スクロールを使うと、見失いにくくなります。ウィンドウ枠固定を併用して見出しを残す方法もありますが、固定位置が左右で違うと見え方がずれることがあります。

3つ以上のシートをまとめて表示する

2つだけでなく、複数のシートやブックを同時に画面へ並べたい場合は、[整列]を使います。

  1. 表示したいシートを含むブックを開きます。
  2. 同じブック内の複数シートを表示したい場合は、必要な数だけ[新しいウィンドウを開く]を実行します。
  3. [表示]タブの[ウィンドウ]グループで[整列]を選びます。
  4. 並べ方を選び、必要に応じて[作業中のブックのウィンドウを整列する]をオンにします。
  5. [OK]を押して、各ウィンドウに表示したいシートを選びます。

複数の表を一度に見ると全体像はつかみやすくなりますが、画面が狭いとセルの内容は読みにくくなります。細かな数値を確認するときは2つに絞り、全体の配置やシート構成を見るときだけ複数表示にすると扱いやすくなります。

元の表示に戻す方法

比較が終わったら、不要なウィンドウを閉じるか、最大化して通常の表示に戻します。同じブックを[新しいウィンドウを開く]で複数表示している場合、余分なウィンドウを閉じても、ブックそのものを保存せずに閉じる操作とは別です。ただし、未保存の変更がある場合は保存確認が出ることがあります。

左右に並べた配置を解除したいだけなら、片方のウィンドウを最大化します。[同時にスクロール]を使っていた場合は、必要に応じてオフに戻しておきます。次に別のブックを開いたとき、ウィンドウの位置やサイズが前回の作業状態に近くなることもあるため、見にくいと感じたら手動で調整してください。

うまく並ばないときの確認点

[横に並べて表示]を選んでも期待どおりにならない場合は、開いているブックの数と、アクティブになっているウィンドウを確認します。3つ以上のブックを開いていると、比較対象を選ぶダイアログが表示されます。目的のブックを選ばないと、別のファイルと並んでしまいます。

同じブック内のシートを比べたいのに片方しか表示できない場合は、[新しいウィンドウを開く]を実行しているか確認してください。同じブックを2つのウィンドウに分けてから、それぞれで別シートを選ぶのがポイントです。

また、同時スクロールが見つからない場合は、先に[横に並べて表示]が有効になっているか確認します。画面幅が狭いとリボン上の表示がアイコンだけになることもあるため、[表示]タブの[ウィンドウ]グループを探すと見つけやすくなります。

Excelの並べて表示は、データを変更せずに比較しやすい画面を作るための機能です。別ブックを見比べるときは[横に並べて表示]、同じブック内の別シートを見比べるときは[新しいウィンドウを開く]を先に使う、と覚えておくと迷いにくくなります。