【PowerPoint】コネクタで図形をつなぎ図解を整える方法

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今回は、PowerPointのコネクタを使った図形の接続の方法と、フローチャートや関係図をきれいに仕上げるためのコツを紹介します。

本記事は、Windows版のMicrosoft 365のPowerPointを前提にしています。Mac版やWeb版でも線やコネクタは使えますが、メニューの名称や表示位置が異なる場合があります。

コネクタとは

PowerPointのコネクタは、両端に接続点を持つ線です。図形と図形をコネクタでつなぐと、図形を動かしても線がつながったまま追従するのが特徴です。

普通の線で図形同士を結んだ場合、どちらかの図形を少し動かしただけで線が離れてしまい、毎回引き直す必要があります。コネクタを使えば、レイアウトを調整するたびに線を修正する手間を減らせます。

コネクタの種類

コネクタには、主に次の3つの形があります。

  • 直線コネクタ:2つの図形をまっすぐ結ぶ
  • カギ線コネクタ:直角に折れ曲がりながら結ぶ
  • 曲線コネクタ:なめらかなカーブで結ぶ

それぞれ、矢印が付いたものも用意されています。フローチャートや組織図のように整然とした印象にしたいときはカギ線、やわらかい印象の関係図には曲線、というように使い分けると図の雰囲気を調整できます。

コネクタではない線に注意

[図形]の[線]の中には、コネクタではないものも含まれています。[曲線][フリーフォーム][フリーハンド]はコネクタではないため、図形に接続できません。迷ったときは、ボタンにマウスポインターを合わせて名前を確認してから選ぶと確実です。

コネクタで図形を接続する手順

基本的な手順は次のとおりです。

  1. [挿入]タブの[図形]をクリックします。
  2. [線]の中から、使いたいコネクタを選びます。
  3. 1つ目の図形にマウスポインターを合わせると、図形の周囲に接続点が表示されます。
  4. 接続点からドラッグを始め、2つ目の図形の接続点まで移動して離します。

図形にポインターを合わせても接続点が表示されない場合は、選んだ線がコネクタではない可能性があります。

正しく接続されたか確認する

コネクタを選択すると、両端にハンドルが表示されます。接続された状態では、端点の表示が接続されていない場合と異なって見えます。確認のために片方の図形を少し動かしてみて、線が追従すれば接続できています。確認後はCtrl+Zで位置を元に戻せます。

コネクタを効率よく引くコツ

描画モードのロックで連続して引く

フローチャートのように多くの線を引く場合は、描画モードのロックが便利です。

  1. [挿入]タブの[図形]をクリックします。
  2. [線]の中の使いたいコネクタを右クリックし、[描画モードのロック]を選びます。
  3. 図形と図形をつなぐ操作を、必要な数だけ繰り返します。
  4. 引き終わったらEscキーを押して、ロックを解除します。

毎回[図形]メニューを開き直す必要がなくなるため、線の多い図解でも手早く作業を進められます。

先に図形を配置してから線を引く

コネクタは図形に追従しますが、図形の配置が大きく変わると、線の折れ曲がり方が複雑になることがあります。先に図形を並べて位置を整えてから、最後にコネクタでつなぐと、仕上がりが整いやすくなります。図形の位置をそろえるには、[図形の書式]タブの[配置]から[左揃え]や[上下に整列]などを使うと便利です。

接続先を付け替える

コネクタの端点をドラッグすると、その端だけが図形から離れます。そのまま別の接続点や別の図形にドラッグすれば、接続先を付け替えられます。図の流れを変更したいときも、線を削除して引き直す必要はありません。

線の経路を整える

図形を動かしたあと、カギ線コネクタが遠回りしたり、ほかの図形に重なったりすることがあります。Windows版では、コネクタを右クリックして表示される[コネクタの再接続]を使うと、図形間の近い接続点を使って経路を引き直せます。また、カギ線コネクタや曲線コネクタを選択したときに表示される黄色のハンドルをドラッグすると、折れ曲がる位置やカーブの形を調整できます。

コネクタの見た目を整える

矢印の向きや形を変更する

矢印の有無や形は、後から変更できます。

  1. 変更したいコネクタを選択します。複数のコネクタをまとめて変更する場合は、Ctrlキーを押しながら選択します。
  2. [図形の書式]タブの[図形の枠線]の右側にある矢印をクリックします。
  3. [矢印]から、使いたいスタイルを選びます。

矢印をなくしたい場合は、矢印のスタイルの一覧で先頭にある、矢印のない線を選びます。矢印の大きさや種類を細かく指定したい場合は、[その他の矢印]から設定画面を開きます。

線の色や太さをそろえる

図解の中で線の色や太さがばらばらだと、見る人の視線が散らばってしまいます。基本の線は1種類にそろえ、強調したい流れだけ色や太さを変えると、伝えたい内容が伝わりやすくなります。

同じ見た目のコネクタを何本も使う場合は、1本の書式を整えてから、右クリックで[既定の線に設定]を選んでおくと、以降に引く線にも同じ書式が適用されます。既存の線に書式を写したいときは、[ホーム]タブの[書式のコピー/貼り付け]も使えます。

図形とコネクタをまとめて扱う

完成した図解を別の場所へ移動したり、サイズを変更したりする場合は、図形とコネクタをすべて選択してグループ化しておくと扱いやすくなります。グループ化しても、あとからグループを解除して個別に編集できます。

コネクタを削除する方法

不要になったコネクタは、クリックして選択し、Deleteキーを押すと削除できます。複数のコネクタを削除したいときは、Ctrlキーを押しながら選択してからDeleteキーを押します。

図形を削除した場合、その図形につながっていたコネクタは削除されずにスライド上に残ります。図の構成を変更したあとは、残った線がないか確認しておくと、資料がすっきりします。

WordやOutlookで使う場合の補足

WordやOutlookでもコネクタを挿入できますが、接続点が機能するのは、線と図形が描画キャンバス上に配置されている場合です。描画キャンバスは、[挿入]タブの[図形]の一番下にある[新しい描画キャンバス]から挿入できます。PowerPointでは、描画キャンバスを用意しなくてもスライド上でそのまま図形を接続できます。

まとめ

PowerPointのコネクタを使うと、図形の接続を保ったままレイアウトを調整でき、図解の作成や修正が進めやすくなります。最後に要点を整理します。

  • コネクタには直線、カギ線、曲線の3種類があり、図形を動かしても線が追従する
  • [曲線][フリーフォーム][フリーハンド]はコネクタではないため、図形に接続できない
  • [描画モードのロック]を使うと、同じコネクタを連続して引ける
  • 端点のドラッグで接続先を付け替えられ、黄色のハンドルで経路を調整できる
  • 矢印や線の書式は[図形の書式]タブの[図形の枠線]から変更できる
  • WordやOutlookでは、描画キャンバス上でのみ接続点が機能する

コネクタの扱いに慣れると、フローチャートや手順図、関係図などを手早く整えられるようになります。図形の配置を決めてから線をつなぐ流れを意識して、見やすい図解づくりに役立ててください。