【Word】Microsoft Wordのダウンロード方法を解説_無料版と有料版の違いも

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今回は、Microsoft Word(ワード)をパソコンやスマートフォンでダウンロードする方法や、無料版と有料版の違いについて解説します。

Microsoft Wordとは?

Microsoft Wordは、Microsoft社が開発した世界で最も普及しているワードプロセッサーソフトウェアです。文書作成、編集、保存などの基本機能に加え、テンプレートの使用や書式設定、画像の挿入、共同編集など多彩な機能を備えています。

Wordは主に以下の形式で提供されています:

  • デスクトップ版:Windows PCやMacにインストールして使用する従来のアプリケーション
  • Web版(Word for the web):ブラウザ上で使用できるオンライン版
  • モバイルアプリ版:スマートフォンやタブレット向けのアプリ

Wordを無料で使う方法

Wordは基本的に有料ソフトウェアですが、一部機能制限はあるものの無料で使える方法もあります。主な無料利用方法は以下の3つです。

1. Web版Word(Word for the web)を使う

Microsoft 365のオンラインサービスの一部として、ブラウザ上でWordを使用することができます。使用手順は以下の通りです:

  1. Microsoftアカウントを用意する(持っていない場合は作成する)
  2. Word for the webのページにアクセスする
  3. Microsoftアカウントでサインインする
  4. 新規文書を作成するか、既存のファイルを開いて編集を始める

Web版Wordの特徴:

  • インターネット環境とMicrosoftアカウントがあれば無料で使用可能
  • 基本的な文書作成・編集機能は使える
  • 複数人での共同編集が可能
  • オフライン環境では使用できない
  • 高度な機能(マクロ、一部のレイアウト機能など)は制限あり

2. モバイルアプリ版を使う

スマートフォンやタブレットでWordを使いたい場合は、専用アプリをダウンロードして利用できます。画面サイズが10.1インチ以下のデバイスでは基本機能が無料で使えます。

スマートフォン/タブレットでのWordアプリダウンロード手順:

  1. iOSの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Playを開く
  2. 「Word」または「Microsoft Word」で検索する
  3. Microsoft公式のWordアプリを選択してダウンロード・インストールする
  4. アプリを起動してMicrosoftアカウントでサインインする

モバイルアプリ版Wordの特徴:

  • 画面サイズが10.1インチ以下のデバイスなら基本機能が無料
  • ファイルの閲覧、編集、保存が可能
  • モバイル向けにUIが最適化されている
  • iPadなど大画面タブレットでは一部機能に制限がある場合がある

3. Microsoft 365の無料体験版を利用する

Microsoft 365のサブスクリプションには1カ月間の無料体験期間があります。Word以外にもExcelやPowerPointなど他のOfficeアプリも含まれるため、複数のOfficeアプリが必要な場合におすすめです。

Microsoft 365無料体験版の利用手順:

  1. Microsoft 365の公式サイトにアクセスする
  2. 「無料で試す」などのオプションを選択する
  3. Microsoftアカウントでサインインする(持っていない場合は作成する)
  4. クレジットカード情報を入力して無料体験に登録する
  5. PCやMacに完全版のWordをダウンロード・インストールする

注意点:無料体験期間が終了すると自動的に有料契約に移行するため、継続して利用しない場合は期間内に解約する必要があります。

有料版Wordのダウンロード方法

本格的にWordを使用したい場合は、有料版を購入してダウンロードする方法があります。主な選択肢は以下の2つです。

1. Microsoft 365サブスクリプション

月額または年額制のサブスクリプション形式で、常に最新バージョンのWordを含むOfficeアプリが使用できます。

Microsoft 365のダウンロード手順:

  1. Microsoft 365の公式サイトで製品を購入する
  2. 購入後、「Officeのインストール」または「アプリをインストール」を選択する
  3. インストーラーをダウンロードして実行する
  4. Microsoftアカウントでサインインしてライセンス認証を行う

Microsoft 365の主なプラン:

  • Microsoft 365 Personal:1ユーザー向け、年額21,300円または月額2,130円
  • Microsoft 365 Family:最大6ユーザー向け、年額27,400円または月額2,740円
  • Microsoft 365 Business:ビジネス向けプラン

2. 永続ライセンス版(Word 2024など)

一度購入すれば永続的に使用できる買い切り型のOffice製品です。最新バージョンはWord 2024となります。

永続ライセンス版のダウンロード手順:

  1. Microsoft公式サイトまたは正規販売店でWord単体またはOfficeパッケージを購入する
  2. 製品に付属するプロダクトキーを用意する
  3. 指定のURLからインストーラーをダウンロードする
  4. インストール時にプロダクトキーを入力する

主な永続ライセンス製品と価格(2025年8月現在):

  • Word 2024単体:22,370円(Microsoft公式サイト
  • Office Home 2024:34,480円(Word、Excel、PowerPoint、OneNote)
  • Office Home & Business 2024:43,980円(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote)

無料版と有料版の主な違い

無料版のWordと有料版のWordには、使える機能や利用条件に違いがあります。主な違いは以下の通りです:

機能・特徴 無料版(Web/モバイル) 有料版(Microsoft 365/永続版)
基本的な文書作成・編集
高度な書式設定 △(一部制限あり)
マクロ機能 ×
オフライン使用 ×(モバイルアプリは限定的に可能)
共同編集
デバイス間同期 ○(OneDrive経由)
AI機能(Copilot) × ○(一部プランのみ)
テクニカルサポート 限定的

頻繁にWordを使用する場合や高度な機能が必要な場合は、常に最新機能が利用できるMicrosoft 365サブスクリプションがおすすめです。

自分のニーズに合った方法でWordをダウンロードして、効率的な文書作成を始めましょう。

Wordダウンロード時のよくある質問

Q1: Wordだけを単体で購入することはできますか?

はい、Word 2024などの単体製品を購入することも可能です。ただし、コストパフォーマンスを考えると、他のOfficeアプリも使う予定がある場合は、Office Home 2024やOffice Home & Business 2024の購入、Microsoft 365のサブスクリプションの方がお得な場合が多いです。

Q2: 一度ダウンロードしたWordを別のパソコンにも入れられますか?

Microsoft 365サブスクリプションでは、1つのアカウントで複数のデバイス(Windows PC、Mac、スマホ、タブレットなど)にインストールできます。永続ライセンス版は、Office Home 2024やOffice Home & Business 2024の場合、2台のPCにインストール可能です。Word 2024単体の場合も通常2台までインストール可能です。

Q3: Wordのファイルをオフラインで編集することはできますか?

デスクトップ版のWordや永続ライセンス版ではオフラインでの編集が可能です。Web版はインターネット接続が必要です。モバイルアプリ版では、事前にファイルをダウンロードしておけば限定的にオフライン編集が可能です。

Q4: 学生や教育機関向けの特別プランはありますか?

はい、Microsoft 365 Educationという教育機関向けのプランがあります。所属する教育機関が提携している場合、学生や教職員は無料または割引価格でMicrosoft 365を利用できる場合があります。

まとめ

当記事では、Microsoft Wordのダウンロード方法について紹介しました。用途や予算に応じて、Web版の無料サービス、モバイルアプリの利用、Microsoft 365サブスクリプション、永続ライセンス版など、さまざまな選択肢があります。

簡単な文書作成や閲覧であれば無料版でも十分ですが、高度な機能を使いたい場合や複数のデバイスで使用する場合は、有料版の導入を検討するとよいでしょう。特に頻繁に使用する場合は、常に最新機能が利用できるMicrosoft 365サブスクリプションがおすすめです。

自分のニーズに合った方法でWordをダウンロードして、効率的な文書作成を始めましょう。