今回は、PowerPointで作成したスライドをクラウドを活用してスムーズに共有する方法を紹介します。
会議の資料をチームメンバーに確認してもらったり、複数人でひとつのプレゼン資料を作り上げたりするとき、メールにファイルを添付してやり取りするのは少し手間がかかります。また、「どのファイルが最新版かわからなくなった」という経験をしたことがあるかもしれません。そのような場面で役立つのが、クラウドストレージ(OneDriveなど)を使った共有機能です。ファイルをオンライン上に置くことで、より快適に共同作業を進められるようになります。
クラウド保存によるスライド共有の基本
スライドを共有する準備として、まずはファイルをパソコン本体ではなく、オンラインのクラウド上に保存する必要があります。
OneDriveへ保存する手順
- 画面左上の「ファイル」タブを開き、「名前を付けて保存」を選択する
- 保存先として「OneDrive」を選ぶ
- ファイル名を入力して「保存」ボタンをクリックする
これで、ファイルはオンライン上に保管されました。インターネットに繋がっていれば、自動的に最新の状態が保存され続けるため、万が一パソコンの電源が突然切れてしまったときの備えにもなります。
リンクを使ってメンバーと共有する
クラウドに保存したファイルは、「ここにあるから見てね」という道案内となるリンク(URL)を相手に送るだけで、簡単に共有できるようになります。
共有リンクの発行手順
- 画面の右上にある「共有」というボタン(人の形をしたアイコンなど)をクリックする
- 「リンクのコピー」を選択する
- コピーしたURLを、メールやチャットツール(TeamsやSlackなど)に貼り付けて相手に送信する
重いファイルを添付しなくても、短いURLを送るだけなので、送信エラーになる心配がありません。受け取った相手は、URLをクリックするだけでブラウザ上や自分のパソコンのPowerPointからファイルを開くことができます。
相手の操作権限を設定する
共有リンクを発行する際、「相手にどこまで操作を許すか」を設定しておくことが大切です。
- 編集可能:相手も自由にスライドの中身を書き換えられます。複数人で一緒に資料を作るときに選びます。
- 表示のみ(読み取り専用):相手はスライドを見ることしかできず、内容の変更はできません。完成した資料を確認してもらうときに向いています。
「共有」ボタンを押したあとに表示される設定画面で、鉛筆のアイコンや「編集を許可する」といったチェックボックスを使って、目的ごとに権限を切り替えておくと安心です。
複数人で同時にスライドを編集する
クラウド共有の大きなメリットの一つが、1つのファイルを複数人で同時に開いて、リアルタイムに書き込みができる「共同編集」機能です。
誰がどこを作業しているかを確認する
自分以外のメンバーがファイルを開いていると、画面の右上にその人のアイコンが表示されます。さらに、スライドの編集中には「今、誰がどのスライドのどの部分を選択しているか」が、色付きの枠線や名前のラベルで画面上に表示されます。
お互いの作業場所が一目でわかるため、「同じ文字を二人で同時に書き直してしまった」といったトラブルを防ぐことができます。
コメント機能でやり取りする
スライドの中で気になった部分や、修正をお願いしたい箇所があるときは、「コメント」機能を使うと便利です。
修正したい図形やテキストを選択した状態で、右クリックから「新しいコメント」を選ぶと、その場所にメモを残すことができます。「ここはもう少し文字を大きくしましょう」など、チャットツールを開かなくてもファイル内で直接意見交換ができるため、作業のスピードが上がります。
まとめ
PowerPointとクラウドを組み合わせた共有機能は、チームでの資料作成をぐっと快適にしてくれる仕組みです。
ファイルの最新版が行方不明になるのを防げるだけでなく、同時に作業を進めることで、完成までの時間も短縮できます。リンクでの手軽な共有や、コメント機能を活用して、日々の共同作業をよりスムーズに進めるヒントにしてみてください。