【Word】ページ罫線で文書に枠線を付ける方法

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Wordで文書全体に枠線を付けたいときは、図形を四辺に置くよりも「ページ罫線」を使うと位置をそろえやすくなります。案内状、表紙、提出用の文書などでページの周囲に線を入れたい場合に向いています。ただし、ページ罫線はページを個別に選んで塗る機能ではなく、基本的には文書全体またはセクション単位で適用されます。1ページだけに入れたいときは、先にセクションの範囲を分けてから設定するのが大切です。

ページ罫線でできること

ページ罫線は、Wordのページ外周に線や装飾を設定する機能です。線の種類、色、太さを選び、上下左右のどの辺に表示するかも調整できます。Microsoft 365のWindowsデスクトップ版では、リボンのデザインタブからページ罫線を開いて設定します。

文書の見た目を整える機能なので、本文そのものを囲むテキストボックスとは役割が異なります。文章の一部だけを囲みたい場合は、ページ罫線ではなく、段落の罫線や表、図形などを使ったほうが扱いやすいことがあります。

設定前に確認しておくこと

ページ罫線を設定する前に、どの範囲へ枠線を入れたいかを決めておきます。文書全体に同じ枠線を入れるだけなら、そのまま設定して問題ありません。表紙だけ、特定の章だけ、途中の1ページだけに入れたい場合は、先にセクション区切りが必要になることがあります。

特に途中の1ページだけを囲みたい場合、そのページの前後にセクション区切りを入れて、対象ページを独立したセクションにします。セクション区切りを入れると、ページ番号、ヘッダー、フッター、余白などの設定にも影響することがあるため、作業前に文書を保存しておくと安心です。大事な文書では、元ファイルをコピーしてから試すと戻しやすくなります。

文書全体にページ罫線を付ける手順

文書全体に枠線を付ける基本手順は次のとおりです。

  1. Wordで対象の文書を開きます。
  2. リボンのデザインタブを選びます。
  3. ページ罫線を選び、線種とページ罫線と網かけの設定画面を開きます。
  4. ページ罫線タブで、左側の設定から囲み方を選びます。
  5. スタイルを選び、必要に応じてプレビューで上下左右の線を切り替えます。
  6. 適用先が目的の範囲になっていることを確認します。
  7. OKを選び、文書に反映します。

四辺すべてを囲むだけでなく、上だけ、下だけ、左右だけのような使い方もできます。プレビュー欄の線を選ぶと、表示する辺を切り替えられます。設定後は印刷レイアウト表示で、ページの外周に線が入っているか確認します。

線の位置を余白に合わせて調整する

ページ罫線を入れたときに、線が端に寄りすぎる、本文に近すぎると感じる場合は、同じ設定画面のオプションを使います。ここでページ端からの距離などを調整すると、枠線と本文、またはページ端との間隔を整えられます。

印刷する文書では、画面上できれいに見えても、プリンターの印刷可能範囲によって端の線が欠けることがあります。仕上がりを確認したい場合は、印刷プレビューで四辺の線が表示されているかを見てください。端に近い線が不安定なときは、枠線を少し内側へ寄せると改善しやすくなります。

1ページだけにページ罫線を付けたい場合

1ページだけにページ罫線を付ける場合は、対象ページだけを独立したセクションにしてから設定します。ページ罫線の適用先には、文書全体やこのセクションなどの選択肢があります。対象ページが独立していない状態でこのセクションを選ぶと、同じセクション内のほかのページにも枠線が入ることがあります。

途中の1ページだけを対象にする流れは、次のように考えると分かりやすくなります。

  1. 枠線を入れたいページの直前にセクション区切りを入れます。
  2. 対象ページの直後にもセクション区切りを入れます。
  3. 対象ページにカーソルを置き、デザインタブのページ罫線を開きます。
  4. 線の種類や色を設定し、適用先で対象セクションにだけ反映される指定を選びます。
  5. 前後のページに枠線が入っていないか確認します。

表紙だけに入れる場合は、適用先で最初のページだけを対象にできる設定を使える場合があります。文書の途中にあるページでは、前後のセクション区切りで範囲を分けるほうが確実です。

ページ罫線を消す方法

不要になったページ罫線は、同じ画面から削除できます。デザインタブのページ罫線を開き、設定画面でなしを選んでOKを押します。特定の範囲だけから消したい場合は、削除前に適用先が目的の範囲になっているか確認します。

上だけ残してほかの辺を消すような調整をしたい場合は、プレビュー欄で不要な辺を外します。完全に削除するのか、一部の辺だけを残すのかで操作が変わるため、設定後はページ全体を見て確認してください。

うまく反映されないときの確認点

ページ罫線が思った範囲に入らないときは、まずセクションの範囲を確認します。ページ罫線はセクション単位で効くため、カーソル位置と適用先の組み合わせがずれていると、隣のページまで枠線が入ることがあります。

線が印刷で欠ける場合は、ページ端からの距離を調整します。余白ぎりぎりに置いた罫線は、プリンターによって印刷されないことがあります。画面だけで判断せず、印刷プレビューで四辺が見えるか確認すると失敗を減らせます。

Web版のWordでは、デスクトップ版で作成された罫線が保持される場合がありますが、罫線の新規追加や編集、削除に制限があります。ページ罫線を細かく設定する作業は、Microsoft 365のWindowsデスクトップ版で行う前提にすると進めやすくなります。

ページ罫線は、文書の外周を手早く整えられる一方で、適用範囲の考え方を間違えると余計なページにも反映されます。文書全体か、表紙だけか、途中の1ページだけかを先に決め、必要に応じてセクション区切りを使ってから設定すると、意図したページにだけ枠線を入れやすくなります。