【PowerPoint】スライドをアニメーションGIFとして書き出す方法と設定のコツ

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今回は、PowerPointのスライドをアニメーションGIFとして書き出しする方法と、思いどおりの動きに仕上げるための設定のコツを紹介します。

この記事は、Microsoft 365のPowerPoint(Windows版・Mac版)を対象にしています。WindowsとMacでは書き出しまでのメニューの流れが少し異なるため、それぞれの手順を分けて説明します。

アニメーションGIFで書き出すメリット

PowerPointで作ったスライドは、動画として保存する方法のほかに、アニメーションGIFとして保存することもできます。GIFは画像ファイルの一種で、複数のコマを順番に表示して動きを表現できる形式です。

  • 動画プレーヤーを使わずに、画像として動きを見せられる
  • SNSやチャット、Webページなど、画像を貼り付けられる場所で共有しやすい
  • 操作手順や図解の変化を、短いループ再生で繰り返し見せられる

たとえば、社内チャットで新しい手順を伝えたいときや、マニュアルのページに簡単な動きを添えたいときに、スライドで作った図をそのままGIFにできるのは手軽です。

アニメーションGIFの書き出し手順

Windows版の手順

  1. プレゼンテーションを用意し、図やアニメーション、画面切り替えの設定を済ませておきます。
  2. [ファイル]→[エクスポート]→[アニメーションGIFを作成する]を選びます。
  3. 品質を選びます。既定は[中]で、ドロップダウンから高い設定や低い設定に変更できます。
  4. [各スライドに費やす秒数]で、1枚のスライドを表示する最小の秒数を指定します。
  5. [GIFの作成]を選びます。保存が終わると通知が表示されます。

Mac版の手順

  1. Windows版と同じく、アニメーションや画面切り替えの設定を済ませておきます。
  2. [ファイル]→[エクスポート]を選びます。
  3. ダイアログボックスで[ファイル形式]を[アニメーションGIF]にし、保存先を指定します。
  4. [エクスポート]を選びます。
  5. 品質と[各スライドに費やす秒数]を設定し、[GIFの作成]を選びます。

保存にかかる時間は、ファイルのサイズや選んだ品質によって変わります。スライドの枚数が多い場合や、高い品質を選んだ場合は、完了まで少し待つことになります。

スライドのタイミングを理解する

GIFの仕上がりを左右するのが、[各スライドに費やす秒数]の設定です。ここで指定するのは、すべてのスライドに共通して適用される最小の表示時間で、既定値は1秒です。

アニメーションがあるスライドの場合

スライドに設定したアニメーションやメディアが、指定した最小時間より長い場合は、その長さがすべてGIFに記録されます。途中で切れてしまうことはないので、動きの長いスライドが混ざっていても心配はいりません。

アニメーションがない、または短いスライドの場合

アニメーションやメディアがないスライド、あるいは最小時間より短い動きしかないスライドは、指定した最小時間のぶんだけ表示されます。文字だけのスライドを読ませたい場合は、この秒数を長めにしておくのがコツです。

画面切り替えの時間は別に加算される

スライドの間に設定した画面切り替えの時間は、[各スライドに費やす秒数]には含まれず、追加で加算されます。全体の長さを見積もるときは、表示時間と画面切り替えの時間を足して考えると、仕上がりのイメージとずれにくくなります。

完成したGIFについて知っておきたいこと

  • 書き出したGIFは繰り返し再生(ループ)されるファイルになります。PowerPoint側で再生回数を決まった回数に変更することはできません。
  • スライド上のアニメーション、画面切り替え、動画やGIFなどのメディアは、完成したGIFに含まれます。
  • 非表示に設定したスライドは書き出しの対象外になり、GIFには含まれません。

見やすいGIFに仕上げるためのTips

GIF用のスライドだけを残して書き出す

プレゼンテーション全体をGIFにすると、長すぎて伝えたい部分が埋もれてしまうことがあります。非表示スライドが書き出しから外れる仕組みを利用して、GIFに不要なスライドを一時的に非表示にしておくと、元のファイルを分けなくても必要な部分だけを書き出せます。

ループ再生を前提に最後のスライドを作る

GIFは最後まで再生されると最初に戻ります。最後のスライドから最初のスライドに戻る瞬間が唐突に見えないよう、最後に要点をまとめたスライドを置いたり、最初と最後の背景をそろえたりすると、繰り返し見ても違和感が少なくなります。

動きはシンプルにまとめる

GIFは音声を伴わず、見る人が自分のペースで止めることも難しい形式です。アニメーションを多く重ねるよりも、伝えたい変化を1つか2つに絞るほうが、内容が伝わりやすくなります。動きの順番がわかるように、アニメーションの開始タイミングを[直前の動作の後]などで整理しておくと、自動で流れるGIFでも意図した順序で再生されます。

品質は用途に合わせて選ぶ

品質を高くすると見た目はきれいになりますが、書き出しに時間がかかり、ファイルも大きくなりやすくなります。チャットで手早く共有したいときは[中]のまま、細かい文字や図をはっきり見せたいときは高い設定、といったように共有先に合わせて選ぶと扱いやすくなります。書き出したら一度開いて、文字が読めるか、動きの速さが適切かを確認しておきましょう。

まとめ

PowerPointでは、作成したスライドをアニメーションGIFとして書き出しできます。

  • Windows版は[ファイル]→[エクスポート]→[アニメーションGIFを作成する]から書き出す
  • Mac版は[ファイル]→[エクスポート]で、ファイル形式に[アニメーションGIF]を選ぶ
  • [各スライドに費やす秒数]は最小の表示時間で、既定は1秒
  • アニメーションやメディアが長い場合は、その長さがすべて記録される
  • 画面切り替えの時間は表示時間とは別に加算される
  • 完成したGIFは繰り返し再生され、非表示スライドは含まれない

秒数や品質の設定を少しずつ変えながら試すと、共有先に合った見やすいGIFに仕上げやすくなります。