【Word】網かけで文字や段落に背景色を付ける方法

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Wordで注意書きや入力欄の説明を目立たせたいときは、文字色を変えるだけでなく、単語や段落に「網かけ」を設定すると読み分けやすくなります。網かけは選択した文字や段落の背景色として表示される機能で、蛍光ペンのような「文字の強調表示」とは扱いが少し違います。この記事では、Microsoft 365のWindows版Wordを中心に、網かけで文字や段落に背景色を付ける手順、消す手順、表のセルに使う場合の考え方を整理します。

網かけでできること

網かけは、選択した単語、文章、段落の背景に色を付ける機能です。見出しの下にある補足文、提出前に確認したい注意点、あとで差し替える仮の文章など、文書内の一部分を目立たせたいときに使えます。

Wordの網かけは、文書のテーマ色と組み合わせて使える点が特徴です。テーマの色を選んで網かけを設定しておくと、あとから文書全体のテーマを変えたときに、網かけの色もテーマに合わせて更新されます。一方、文字の強調表示は選べる色が限られ、テーマを変えても同じ色のまま残る扱いです。

対象環境と準備

この記事の対象は、Microsoft 365のWindows版Wordです。Microsoft公式の案内では、単語や段落の網かけはWord for Microsoft 365、Word 2024、Word 2021などで案内されており、Word for WindowsとWord for the webにも関係する内容として説明されています。

操作前に、次の点を確認しておくと安心です。

  • 共有中の文書や提出用の文書では、変更前にファイルを保存しておく
  • あとで元に戻したい場合は、変更前の版を複製しておく
  • 印刷する文書では、薄すぎる色や濃すぎる色を避け、文字が読めるか確認する

網かけは文字そのものではなく背景に色を付ける操作です。濃い色を使う場合は、文字色も合わせて調整しないと読みにくくなることがあります。

文字や段落に網かけを付ける手順

まず、背景色を付けたい範囲を選択します。単語だけに付けたい場合はその単語をドラッグし、段落全体に付けたい場合は段落全体を選びます。段落内をクリックしただけでは、意図した範囲だけにかからないことがあるため、最初は範囲選択を目で確認してから進めると安全です。

  1. 網かけを付けたい文字、文章、段落を選択します。
  2. リボンのホームタブを開きます。
  3. 段落グループにある網かけの横の矢印を選びます。
  4. テーマの色または標準の色から使いたい色を選びます。

色を選ぶと、選択した範囲の背景に網かけが適用されます。文書全体の配色に合わせたい場合は、標準の色よりもテーマの色を使うと、後からテーマを変更したときに全体の印象をそろえやすくなります。

段落全体に色が付く場合と文字だけに付く場合

網かけは、選択範囲によって見え方が変わります。文字だけを選ぶと、文字の背景部分に色が付きます。段落記号まで含めて選んだり、段落全体を対象にしたりすると、行の幅に近い範囲まで背景色が広がって見えることがあります。

思ったより広く色が付いたときは、いったん網かけを削除し、必要な文字だけを選び直してから設定します。反対に、注意書きの段落全体を帯のように見せたい場合は、段落単位で網かけを使うと見つけやすくなります。

網かけの色を変更する

すでに設定した網かけの色を変える場合も、基本の流れは同じです。色を変えたい範囲を選択し、ホームタブの網かけから別の色を選びます。

同じ文書の中で色を増やしすぎると、どの色が何を意味するのか分かりにくくなります。たとえば、確認中は薄い黄色、重要な注意は薄い赤、入力例は薄い青のように、使い道を決めておくと読み手にも伝わりやすくなります。

印刷やPDF化を予定している場合は、画面上では見やすくても、出力すると薄く見えたり、白黒印刷で差が分かりにくくなったりすることがあります。完成前に印刷プレビューやPDFで確認しておくと、提出後の読みづらさを防ぎやすくなります。

網かけを削除する方法

網かけを消したいときは、対象の文字や段落を選択してから色を「なし」に戻します。

  1. 網かけを削除したい範囲を選択します。
  2. ホームタブを開きます。
  3. 段落グループの網かけの横の矢印を選びます。
  4. 色なしを選びます。

一部だけ色が残る場合は、選択範囲が足りていない可能性があります。段落全体に網かけが付いているときは、段落記号まで含めて選択すると消しやすくなります。編集記号を表示しておくと、段落の終わりを確認しながら作業できます。

表のセルに網かけを使う場合

Wordの表でも、セル、行、列、表全体に網かけを付けられます。表の場合は、通常の文章とは少し操作場所が変わり、表内を選択した状態で表のデザインタブの網かけを使います。

表全体に色を付けたいときは、表の左上に表示される移動ハンドルから表全体を選択します。特定のセルだけを目立たせたいときは、そのセルやセル範囲をドラッグして選びます。削除するときは同じく対象を選び、網かけから色なしを選びます。

表で網かけを使うと、見出し行、合計行、入力が必要なセルなどを区別しやすくなります。ただし、罫線や文字色と組み合わせすぎると表が重たく見えるため、色は薄めにして、必要な範囲に絞るのがおすすめです。

文字の強調表示との使い分け

網かけと文字の強調表示は、どちらも背景に色を付けるように見えますが、目的を分けると使いやすくなります。

  • 網かけ:文書のデザインや段落の見せ方として背景色を整えたいとき
  • 文字の強調表示:読書中のマーカーのように、確認箇所を一時的に目立たせたいとき

完成文書として整えるなら網かけ、作業中の確認用なら強調表示、という考え方にすると迷いにくくなります。もちろん、文書の用途によっては強調表示をそのまま残しても問題ありません。大切なのは、読み手が色の意味を自然に理解できる状態にしておくことです。

うまく反映されないときの確認点

網かけを設定したのに見え方が思った通りにならない場合は、次の点を確認します。

  • 選択範囲が文字だけなのか、段落全体なのかを確認する
  • 濃い網かけにした場合は、文字色とのコントラストを確認する
  • 表のセルでは、通常のホームタブではなく表のデザインタブも確認する
  • テーマ色を使っている場合は、テーマ変更後の色味を確認する
  • 印刷やPDFで使う文書では、出力前にプレビューで読めるか確認する

網かけは、短い注意書きから表の見出し行まで幅広く使える便利な機能です。色を足す目的を決め、必要な範囲だけに使うと、文書の読みやすさを崩さずに重要な部分を示しやすくなります。