【Word】ナビゲーションウィンドウで検索を効率化する方法

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今回は、Wordのナビゲーションウィンドウを活用して、文書内の検索や移動を行う方法について紹介します。
Wordで数十ページに及ぶような長文の資料やマニュアルを作成しているとき、目的の箇所を見つけ出すのに手間取ることがあるかもしれません。マウスのスクロールだけで探そうとすると、時間がかかるだけでなく、見落としてしまうことも考えられます。
そのような場面で役立つのがナビゲーションウィンドウです。画面の左側に専用のエリアを表示させることで、文書の全体像を把握しながら、目的の場所に素早くアクセスできるようになります。
日々の業務でWordをよく使う方にとって、知っておくと作業がスムーズになる機能の一つです。

ナビゲーションウィンドウの基本的な表示方法

ナビゲーションウィンドウは、初期状態では表示されていないことが多いため、まずは画面に表示する手順をお伝えします。
リボンの「表示」タブを選択し、「表示」グループの中にある「ナビゲーションウィンドウ」という項目にチェックを入れます。すると、Wordの画面左側に縦長のペインが現れます。
より素早く操作したい場合は、キーボードのショートカットを活用するのがおすすめです。「Ctrl」キーを押しながら「F」キーを押すと、ナビゲーションウィンドウが開き、同時に検索ボックスにカーソルが合った状態になります。文字を入力してすぐに探し始めたいときに便利な操作です。
不要になったときは、ウィンドウの右上にある「×」ボタンをクリックするか、もう一度「Ctrl」キーと「F」キーを押す、あるいは「表示」タブのチェックを外すことで閉じることができます。画面を広く使いたいときは、必要に応じて表示と非表示を切り替えるとよいでしょう。

見出しを活用した文書内の移動

ナビゲーションウィンドウには、主に3つのタブが用意されています。そのうちの一つが「見出し」タブです。
文書を作成する際、「見出し1」や「見出し2」などのスタイルを適用しておくと、このタブに文書の目次のようなリストが自動的に生成されます。

見出しリストを使ったジャンプ機能

リストに表示された見出しをクリックすると、本文中の該当箇所に一瞬でジャンプします。スクロールバーを何度も動かす手間が省けるため、長文になるほどこの機能の恩恵を感じやすくなります。
また、見出しのレベル(階層)に応じてインデントがつけられるため、文書の論理的な構造を視覚的に確認するのにも役立ちます。構成に矛盾がないか、抜け漏れがないかをチェックする際にも便利です。

見出しごとの入れ替えと階層変更

ナビゲーションウィンドウ上では、単に移動するだけでなく、見出しの順序を入れ替えることも可能です。
移動したい見出しをマウスでクリックし、そのまま上下にドラッグ&ドロップすると、本文の段落ごと位置が移動します。切り取りと貼り付けを繰り返すことなく、全体の構成を組み替えられるため、構成案を練り直す際に重宝します。
さらに、見出しを右クリックすると、見出しのレベルを上げたり下げたりするメニューが表示されます。これを利用すれば、章立ての階層を後から調整するのもスムーズに行えます。

キーワード検索で特定の情報を探す

文書の中から特定の単語やフレーズを見つけ出したいときは、キーワード検索の機能を使います。
ナビゲーションウィンドウの上部にある検索ボックスに探したい文字列を入力すると、入力した端からリアルタイムで検索が始まります。

検索結果のリスト表示

検索を実行すると、「結果」タブに該当する箇所がリストアップされ、検索したキーワードの前後の文脈が短い文章として表示されます。
同時に、本文中の該当するキーワードが黄色くハイライトされるため、どこにその言葉があるのかが視覚的にわかりやすくなります。

  • リストから目的の箇所を選ぶ:結果リストに表示された短い文章をクリックすると、本文のその位置へ直接移動します。
  • 複数の該当箇所を順番に確認する:検索ボックスの右側にある上下の矢印ボタン(次へ、前へ)をクリックすることで、ハイライトされた箇所を一つずつ順番に見ていくことができます。

同じ単語が複数回使われている文書で、特定の文脈で使われている部分だけを探し出したいときに、前後の文章を一覧で確認できるのは大きな利点と言えます。

高度な検索オプションの利用

単純なキーワード一致だけでなく、より細かな条件を指定して探したい場面もあるかもしれません。
検索ボックスの右端にある虫眼鏡のアイコン、または下向きの小さな矢印をクリックすると、メニューが表示されます。そこから「高度な検索」を選ぶと、別のダイアログボックスが開きます。
ここでは、以下のような条件を設定することが可能です。

  1. 大文字と小文字を区別する:英語のアルファベットにおいて、大文字と小文字を厳密に区別して探します。
  2. 完全に一致する単語だけを検索する:入力した文字列が独立した単語として存在する場合のみヒットさせます。
  3. ワイルドカードを使用する:「*」や「?」といった特殊な記号を使って、一定のパターンに当てはまる文字列を柔軟に探すことができます。

表記揺れが気になる場合や、特定のフォーマットで書かれた文字列(例えば、特定の規則を持つ品番や日付など)を抽出したいときに、これらのオプションを組み合わせると作業がはかどります。

ページ一覧から視覚的に探す

3つ目のタブである「ページ」タブを選択すると、文書の全ページが縮小されたサムネイル画像として一覧表示されます。
文字情報よりも、レイアウトや図解、写真などの視覚的な要素を手がかりにして目的の場所を探したいときに適しています。
「あの図表を挿入したページはどこだったかな」といった場合、ページを一枚ずつスクロールするよりも、縮小画面をパラパラと見渡す方が早く見つかることがあります。
また、全体の余白のバランスや、意図しない改ページが起きていないかなど、文書全体のデザイン的な仕上がりを確認するのにも使えます。目的のサムネイルをクリックすれば、そのページにジャンプできるので、レイアウトの微調整を行う際にも役立ちます。

まとめ

Wordのナビゲーションウィンドウを使った検索と文書内の移動方法についてお伝えしました。
見出しスタイルと連動した構成の確認や段落の入れ替え、前後の文脈がわかるキーワード検索、そして視覚的なページ一覧表示など、状況に応じてタブを使い分けることで、文書作成や校正の作業がスムーズに進むようになります。
特に文字数が多い資料を扱う際には、これらの機能を組み合わせることで、探す手間を減らし、本来の執筆や編集作業に集中しやすくなるかと思います。
日常のWord操作の中で、ナビゲーションウィンドウを取り入れてみることをおすすめします。