【Word】表紙だけヘッダーとフッターを別にする方法

この記事は約4分で読めます。

表紙にだけ文書名やページ番号を表示せず、2ページ目以降には通常のヘッダーとフッターを残したいことがあります。この場合は、内容を消す前に[先頭ページのみ別指定]を有効にすると、表紙とそれ以降を分けて編集できます。この記事では、Microsoft 365のWindowsデスクトップ版Wordを対象に、表紙だけを別扱いにする手順と確認方法を説明します。

ワードの文書全体でヘッダーやフッターを初めて設定する場合は、先にヘッダー、フッター、ページ番号の基本的な入れ方を確認しておくと、今回変更する範囲が分かりやすくなります。

操作前に文書を保存し、変更範囲を確認する

[先頭ページのみ別指定]は、先頭ページ用と通常ページ用のヘッダー、フッターを分ける設定です。通常ページ側の内容を残したまま、先頭ページ側を空白にしたり、表紙専用の短い内容へ変更したりできます。

操作前に文書を保存してください。すでに複数のセクションがある文書では、この設定は各セクションの先頭ページにも関係します。意図しない章の先頭まで変わらないよう、今回は表紙から本文までが1つのセクションになっている文書を前提に進めます。

表紙そのものを挿入または差し替える段階なら、Wordの組み込み機能で表紙を作る手順も先に確認できます。表紙の内容とヘッダー領域は別のため、表紙を作っただけではヘッダーやページ番号が自動的に消えるとは限りません。

先頭ページだけヘッダーとフッターを分ける

設定は表紙のヘッダーまたはフッターを開いてから行います。先に文字やページ番号を削除すると、2ページ目以降からも消える場合があるため、必ず別指定を有効にしてから内容を編集します。

  1. 文書の1ページ目を表示し、ページ上端のヘッダー領域をダブルクリックします。
  2. リボンに表示された[ヘッダーとフッター]タブを開きます。
  3. [オプション]グループにある[先頭ページのみ別指定]をオンにします。
  4. 1ページ目のヘッダー領域を確認します。通常ページとは別の先頭ページ用領域に切り替わるため、不要な文字や画像があれば選択して削除します。表紙専用の内容を表示したい場合は、ここへ入力します。
  5. フッターも変える場合は、同じ1ページ目の下端にあるフッター領域へ移動します。ページ番号など、表紙に不要な内容だけを削除します。
  6. リボンの[ヘッダーとフッターを閉じる]を選ぶか、Escキーを押して編集を終了します。

この設定では、表紙用のヘッダーとフッターが独立します。表紙を空白にするだけでなく、表紙だけ文書名を置き、本文には別の見出しを表示する使い方もできます。

2ページ目以降が変わっていないか確認する

設定後は1ページ目だけを見て終わらせず、2ページ目へ移動します。表紙では削除したヘッダーやフッターが、2ページ目以降に残っていれば目的どおりです。編集状態を閉じるとヘッダーとフッターは薄く表示されますが、これは削除された状態ではありません。

表紙からページ番号を消しても、2ページ目の番号は通常「2」のままです。表紙を数えつつ番号だけ隠すなら、そのままで問題ありません。2ページ目を「1」から始める、または表紙と目次を除外して本文から番号を始める場合は、必要な設定が異なります。表紙や目次を除外して途中からページ番号を始める手順に沿って、セクションと開始番号を設定してください。

確認中に2ページ目以降の内容まで消えていた場合は、保存前ならCtrl+Zで削除を戻します。その後、1ページ目で[先頭ページのみ別指定]がオンになっていることを確認してから、先頭ページ側だけを編集し直します。

目的が違う場合は別の設定を使う

[先頭ページのみ別指定]が適するのは、表紙など各セクションの最初のページだけを通常ページと分けたい場合です。文書の途中からヘッダーを変える場合は、変更位置にセクション区切りを入れ、新しいセクションで[前へリンク]を解除します。ヘッダーとフッターは個別にリンクされるため、両方を変えるならそれぞれの領域で設定を確認します。

途中の章から内容を切り替えたいときは、ヘッダーをセクション別に切り替える方法を使います。表紙だけを分ける今回の操作とは異なり、セクション区切りの位置と前のセクションとのリンクが中心になります。

また、見開き印刷を想定して奇数ページと偶数ページで表示を変える場合も、先頭ページ用の設定では代用できません。[奇数/偶数ページ別指定]を使い、左右ページの内容を分けます。このように、先頭だけ、途中から、奇数・偶数という目的を区別すると、必要以上にセクションを増やさずにヘッダーとフッターを整えられます。