【Word】原稿用紙設定でマス目付き文書を作る方法

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Wordで作文や下書き用にマス目付きの文書を作りたいときは、原稿用紙設定を使うと、文字数と行数が決まった用紙を用意できます。この記事では、Microsoft 365のWindowsデスクトップ版Wordを前提に、原稿用紙設定で文書を作る手順、表示されないときの確認、作成後に見直したい点を整理します。

原稿用紙設定で作れる文書

原稿用紙設定は、Word文書を原稿用紙のような見た目に整えるための機能です。20字×20行のように、1ページあたりの文字数を意識して文章を書きたいときに使えます。通常の白紙文書に罫線を引くだけでは、入力位置や改行がずれやすいため、最初から原稿用紙用の設定で始めるほうが扱いやすくなります。
ただし、原稿用紙設定は通常の本文編集とは少し違う動きをします。文書を作ったあとに余白、フォント、段落設定を自由に変えると、マス目と文字位置が合わなくなることがあります。提出先の指定がある場合は、作り始める前に文字数、行数、縦書きか横書きか、用紙サイズを確認しておきましょう。

対象環境を確認する

この記事はWindowsデスクトップ版のWordを対象にしています。Web版のWordでは、デスクトップ版と同じ原稿用紙設定を使えない場合があります。Mac版も画面や利用できる機能が異なることがあるため、同じ手順としては扱いません。
Wordの画面でレイアウトタブに原稿用紙設定が見当たらない場合は、使っているWordがWeb版ではないか、または原稿用紙関連のアドインが無効になっていないかを確認します。Windowsデスクトップ版でも、環境によってはアドインの状態が影響することがあります。

作成前に決めておくこと

原稿用紙は、後から大きく設定を変えるより、最初に条件を決めてから本文を書き始めるほうが安定します。既存の文書を原稿用紙風に変更する場合は、先にファイルを複製しておきます。文字数や行数が変わると改行位置が変わり、ページ数も変わるためです。

  • 縦書きと横書きのどちらで作るか
  • 1ページを何字詰めにするか
  • 用紙サイズをA4など目的に合う形にするか
  • 罫線やマス目を表示する必要があるか
  • 印刷して提出するか、データで渡すか

本文の見出しや段落を細かく整える通常文書を作りたい場合は、原稿用紙設定ではなく、ページ設定や文字数と行数の指定を使うほうが向くこともあります。文書全体の体裁を先に整えたい場合は、セクション区切りとページ設定の使い分けも確認しておくと判断しやすくなります。

原稿用紙設定で文書を作る手順

新しい文書から始める場合は、Wordを起動して白紙の文書を開きます。既存文書を使う場合は、作業前に保存し、必要なら別名で複製します。

  1. Wordで文書を開きます。
  2. レイアウトタブを選びます。
  3. 原稿用紙設定を選びます。
  4. 表示された画面で、文字数、行数、用紙の向き、罫線の種類などを目的に合わせて選びます。
  5. 設定内容を確認し、OKを選びます。
  6. ページにマス目や指定した体裁が反映されたことを確認します。

設定後は、短い文章を入力して文字がマス目に収まるかを見ます。縦書きの場合は句読点や英数字の見え方も確認します。入力してから違和感に気づいた場合は、本文を書き進める前に設定を見直すと修正が少なく済みます。

表示されないときの確認

レイアウトタブに原稿用紙設定が表示されないときは、まずWordの種類を確認します。ブラウザーで開いているWordではなく、Windowsにインストールされたデスクトップ版Wordを使っているかを見ます。デスクトップ版で開いているのに表示されない場合は、アドインの状態を確認します。

  1. ファイルを選びます。
  2. オプションを開きます。
  3. アドインを選びます。
  4. 画面下部の管理COM アドインを選び、設定を開きます。
  5. Word原稿用紙関連のアドインがある場合は、有効になっているか確認します。

アドインが無効な項目に入っている場合は、同じアドイン画面で使用できないアイテムを確認する必要があります。項目名や表示位置は環境によって違うことがあるため、見つからない場合は、Wordのバージョンとインストール形態を確認してから対応します。無理に別の設定を変更すると、他の文書編集に影響することがあります。

作成後に確認するポイント

原稿用紙設定を反映したら、すぐに長い本文を書き始めず、1ページ分に近い短い文章で表示を確認します。文字がマス目からずれる、ページ末尾の改行が想定と違う、縦書きの英数字が読みにくい、といった問題は早めに見つけるほど直しやすくなります。

  • 1行の文字数と1ページの行数が指定どおりか
  • 句読点やかっこが不自然な位置に出ていないか
  • 印刷プレビューでマス目と文字がずれていないか
  • ページ番号やヘッダーを入れる必要があるか
  • PDF化したときにも同じ見た目を保てるか

ページ番号やヘッダーを追加したい場合は、原稿用紙の体裁と重ならないかを確認します。表紙だけ表示を変えたいときは、表紙だけヘッダーとフッターを別にする方法が参考になります。印刷前には、Wordの印刷プレビューで改ページを調整する方法のように、全ページを順番に確認すると崩れに気づきやすくなります。

通常の文書と使い分ける

原稿用紙設定は、文字数を意識した作文、下書き、提出用の文章に向いています。一方で、見出し、表、画像、脚注を多く使う資料では、原稿用紙のマス目が編集の制約になることがあります。その場合は、通常のWord文書として余白、行間、スタイルを整えたほうが扱いやすくなります。
通常文書で読みやすさを整えたい場合は、行間と段落間隔を調整する方法のように、段落設定を使って体裁を管理します。原稿用紙は、文章量を決めて書くための形式として使い、複雑なレイアウトを作る用途とは分けて考えると失敗を減らせます。

まとめ

Wordの原稿用紙設定を使うと、マス目付きの文書を作り、文字数や行数を意識しながら文章を書けます。Windowsデスクトップ版Wordでレイアウトタブから設定し、表示されない場合はWordの種類とCOMアドインの状態を確認します。本文を書き進める前に、短い文章と印刷プレビューでマス目、改行、ページ数を見直しておくと、提出前の直しを減らせます。